最近いろんなラノベを読んでいると、少々気になることがある。
それは、読み方が難しい漢字にルビをふってあることがわりと多いのだが、
私の記憶と読み方が違っているのである・・・・。
例えばこれ。
見惚れる
は、どう読むだろうか?
私は長年「みとれる」だと思っていたが、最近の作品では、「みほれる」と書いてあるものが、非常に多いのだ。
実際、ではどれが正しいのかと調べてみると、実は「どっちとも読む」のである。
ただし、
みほれる=見惚れる
であるのに対し、
みとれる=見惚れる=見蕩れる
と、こちらは2つの漢字が当てられる。
つまり、
見惚れる
の場合、
みほれる、みとれる
の2つの読み方があるのに対し、
見蕩れる
と書けば、こちらには
みとれる
としか読まない、となる。なかなか面倒な話である。
で、これは個人的な主観だが、最近の作品においては
みほれる
とする意見が圧倒的に多かった気がする。
そしてもう一つ。
着替える
はどう読むだろうか?
私は長年「きがえる」だと思っていたのだが、こちらも
きかえる
と、なっているものがあるのだ。「が」の濁音ではなく「か」なのである。
ではこちらは何が正解なのか?
これはこのサイトに答えが書かれてあった。
実は、伝統的な読み方としては、
きかえる
が正しいそうである。
↑上記サイトの説明によれば、こういうことになる。
2つの言葉を結合したとき、あとにくるほうの頭の単語が清音から濁音に変わることを、
連濁(れんだく)
というが、これが「動詞+動詞」のパターンの場合、「連濁は起こりにくい」のだそうだ。
「着替える」の場合、「着る」と「替える」なのだからどちらも動詞である。よって、「連濁」は起こらず、
そのため、「きかえる」と読む、ということらしい。
ただし、一般的には「きがえる」が浸透しつつあるため、そちらも無視できなくなった・・ということのようで、辞書的にはやはり「きかえる」が正しい、となるらしい。
自分が長年にわたり読み方を間違えていてびっくりである。
なお、なぜ画像が「馬」かといえば、パブリック・ドメイン(知的財産権が消滅しているかもしくは発生していない)だったので使用できたからである。特に深い意味はない。
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