時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん (角川スニーカー文庫)

ラノベ

というのを読んでみた。

隣の席のアーリャさんはロシア人と日本人のハーフなので、ロシア語も日本語も話せる。

あらすじに従うと、


「И наменятоже обрати внимание」
「え、なに?」「別に? 『こいつホント馬鹿だわ』って言っただけ」「ロシア語で罵倒やめてくれる!?」
俺の隣の席に座る絶世の銀髪美少女、アーリャさんはフッと勝ち誇った笑みを浮かべていた。
……だが、事実は違う。さっきのロシア語、彼女は「私のことかまってよ」と言っていたのだ!


と、このような感じで、日本語で罵倒するが真意はロシア語で、という使い分けをしている。

また、「アーリャさん」というのはどちらかといえば愛称で、本名は「アリサ・ミハイロヴナ・九条」(私が覚えられないんだが・・・)。

また、「アリサ」が「アーリャ」になるのは、ロシア語圏での愛称の慣例だそうである。

隣の席の美少女にロシア語でデレられるという羞恥プレイ。

アーリャには姉がおり、その姉の名は「マリヤ・ミハイロヴナ・九条」で、生徒会役員である。姉の愛称は「マーシャ」。

マーシャの外見が日本人寄りなのに対し、妹のアーリャの外見はロシア人寄り。

この姉妹は父の仕事の関係で日本とロシアを行ったりきたりしていており、現在は日本にいるという状況。

アーリャは、ほぼ全ての男子にとりつくしまもない。興味もない。主人公の久世政近くぜまさちか君にもそれは同様・・・に、周囲には見える。

なのだが、時折「どうせわからないだろう」とロシア語でなにか言っているのだが、その内容が羞恥プレイ。

【かわいい~】であったり【真面目にしてればかっこいいのに】だったりする。

もちろん彼女は「どうせ誰も意味はわからない」と思って言っているわけだが、久世君はとある事情でロシア語が理解できるため、それで「羞恥プレイ」なのである。

久世君は一見「やる気なしのクズ人間」だが、本性がそうでないことをアーリャさんは知っている。

なぜ「やる気なしのクズ人間」を装うようになったか、アーリャさんが事の真相をどの程度理解しているか、というのも語られる。

久世君の家庭事情も複雑なようだ。現在生徒会役員である「周防有希すおうゆき」となんらかの関係があるが、それはここでは言えないのだった。

誰も寄せ付けず、「自分より劣る能力の人の手など借りるものか」というアーリャ。それを見ている久世君。

孤高のアーリャはしかし、寂しくもあるし、一人では限界があることも知っている。そして久世君が出した結論は・・・。

という感じの1巻であったが、作者の「燦々SUN」さんはこれがデビュー作のようである(←この名前、「ニャル子さん」に出てきたような・・・)。

しかも、ちょっとありえないプッシュである。アニメ化も何も決まっていないはずだが、声優さんだけは決まっていて、先行ムービーがすでにある。

【ボイスコミック】隣の席の女子高生がロシア語でデレてくる(CV:上坂すみれ、天崎滉平)
【ニヤニヤ音声】ロシア語でデレてくる女子高生を愛でてみる(CV:上坂すみれ、天﨑滉平)

↑角川の公式チャンネル、「KADOKAWAAnime」である。

上の方の動画のエピソードは序盤の一幕。

なお、タイトルの「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」は略して「ロシデレ」というそうである。

・・・・ところで、

ラストのところの一番重要なシーンでアーリャさんが言ったセリフが、イラストになっていたので、やくがわからないのだが・・・。なんて言っていたのだろう・・・。

これ回収されるのかな?

と思ったところ、ツイッターにて「最後のセリフ、初めてスマホの翻訳機能を使った」とあったので、私もやってみる・・・。

・・・・あ、できた。こう言ってたのかー! どストレート!

(なお、なぜ最初にそれを思いつかなかったかといえば、私のAndroidスマホは常にカメラがピンボケしているためであった。今回はiPadを使って翻訳してみた。またiPadでGoogle翻訳をカメラで行う場合、その画面上にセリフが浮かぶというのを初めて知った。つまり、セリフの部分がまるで、本にそのまま書き込まれているような画像に変わるのである。これは驚き! 一種のAR?)

また、最近「あなたへのオススメ」として見たことがない本がでてくるようになったが、それはこの本のイラストを担当している「ももこ」さんの画集であった・・・。

ももこさんのイラストはここなんだよ(・∀・)

スニーカー文庫公式サイト『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』

すさまじい力のいれよう!

というわけで、

ロシデレ

をよろしく。m(_ _)m

発売前からSNSで話題騒然、異例のライトノベル!ロシア語でデレる女子高生と、実はロシア語が分かる男子高校生のラブコメディ『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』スニーカー文庫より発売

↑発売前から話題って・・。


※続報(2021年6月23日記)

「ロシデレ」が2003年の「涼宮ハルヒの溜息」と同じ初版部数での発行が決定。

これは18年ぶりの快挙だそうである。

勢いは「涼宮ハルヒ」シリーズ級! ロシアンラブコメ第2弾『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん2』が今夏発売決定!

2021年​2月末に発売された1巻目も、

【2020年度紙本ライトノベル新作売上&ラブコメ新作電子書籍初速DL数歴代 第1位】を獲得。

なお、「続報」が増えすぎたため、別ページに移動した。

そちらを参照されたし。

「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん (角川スニーカー文庫)の情報」


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