表紙が誰なのかさっぱりわからなかったのだが、「ネフィルフォラン皇女殿下の普段着姿」だそうである。
ネフィルフォランさんは最近の登場人物で、戦後のフォルトーぜ正規軍において反乱分子の鎮圧などを行う武闘派の名門・・・らしい。
今回は、おおまかに「日常編」である。
てっきり、全部Web連載の短編「へらくれす!」からもってきたものかと思っていたのだが、そうではなかった。
後半は書き下ろし中編で、「みんなで海に行く」だった。
結局のところ「日常編」だったのだが、作者の「健速」さんいわく、
「こういうのをみんな読みたいんじゃないかと思った」
ということで、「ああ、それでなのか」と思った。
世間はコロナ禍の真っ最中なので、「平和な話を読みたいかと」と思い書いた・・・と。
まさにその通りで、今は「生死を争うバトルもの」とかはあまり読みたくない気分だったから、なるほどと思った。
内容的には「クラン&晴海編」「ティア&ルース編」「静香&早苗編」「海に行こう編」。
「海に行こう編」では全キャラが登場するが、それ以外は日常編そのもので、この3つの短編はやはり「へらくれす!」からきたものだった。
某レビューにおいては「マンネリ」とか「もうやめたほうがよい」という意見もあるのだが、この「まったり感」が好きなので、できるだけ続けてほしい。といつつすでに37巻。
自分が読んでいる作品の中では最長の部類になる。
途中で読むのをやめてしまった「とある魔術の禁書目録」を除けば。
内容の濃密さでいえば「ソードアート・オンライン」が「ものすごく長い」と思っていたが、それを10冊以上上回っているとは・・・。
また、レビューは残念なことになっているが、実は世界各国に翻訳されて絶賛発売中。
英語圏では「Invaders of the Rokujyoma」というタイトルになっていた。
(海外には畳がないからか、「六畳間」は、まんま「Rokujyoma」らしい)
(さらにいえば「ろくじょうま」なのだから「Rokujouma」では? と思ったのだが、「じょう」は「じょー」らしく、「jyo」になっていた。
つまり「ろくじょーまのしんりゃくしゃ」ということになる)
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