5巻である。
完結である。
まったりほのぼのしたままずーっと続いていくのかと思いきや、完結である・・。
作者曰く、「終わってこそ作品」だそうで、そういう趣旨というか、志向の人のようだ。
別の作品になってしまうが、
冴えない彼女の育てかた (富士見ファンタジア文庫)
なんかも、「きれいに終わったことでよい印象になった」作品のような気がする。
といっても、「長々続いちゃいかん」というわけでもなく、それはそれでいいと思う。「六畳間の侵略者!?」のような例もあることだし(現在38巻)。
話を元に戻すと佐伯さんと弓月さんの話である。
アマゾンのあらすじにはこうある。
大晦日と新年をお互いの家で過ごした弓月恭嗣と佐伯さん。そして三学期を迎えた二人は宝龍さんとの関係改善のために動いたり、佐伯さんの友達芳木燿を家に泊めるなど、慌ただしくも楽しい日々を送っていた。そんな中、二人の前に現れた紅瀬家の執事と名乗る加々良から「貴理華様を紅瀬の家に迎え入れたい」と告げられて……。常に冷静な弓月くんと、とびきり美少女なのにちょっとHな佐伯さんが繰り広げる同棲&学園ラブ・コメディ、ついに完結。
(読み終わったのが去年末なので内容を思い出そうとしている・・・)
そうそう、いろいろな日常エピソードはあるが、大きな変化としては、佐伯さんの母・・の実家(紅瀬家)が佐伯さんを引き取りたいと言ってくるのである。
これに弓月くんは大いに悩んでしまう。というのは、弓月くんは前巻の終わりでとある事情から喫茶店を譲り受けてしまう。
弓月くんは大学に行かず、喫茶店を経営しようと模索するのだが、それには佐伯さんの協力が不可欠だ。それなのに、ここで「佐伯さんの母の実家の養女に」となると・・・。
佐伯さんの母、冴子さんと実家の紅瀬家の関係についてはあまり説明されてはいないが「出奔した」とはある。つまり駆け落ち結婚である。
その冴子さんがどう出るか。佐伯さんはどう出るか。弓月君は何を決断するのか。
それら全てを解消する案とは!??
・・・という話(なんか盛り上げてしまった)。
なお、作者によれば、「彼らのその後」はすでに別の作品にて登場中であるとのこと。
なお、カクヨムにいって確認してみると、
彼らの「アフター・ストーリィ(3話)」「佐伯さんと、誰かのサイドストーリィ(3話)」があった。これは是非読まねば。
ちなみに「佐伯さんと一つ屋根 打ち切り」という検索ワードが検索上位にあるのだが、この作品は打ち切りではない。
宝龍美ゆきさんの活躍(?)をもう少し見たかった気もするが、総じてよい作品だった!
コメント