が、出たので読んだ・・・・ということで表紙は新キャラである。
泥酔した神城葉月(かみしろはづき)さんという女性を見るにみかねた主人公・斯波龍馬君が、彼女のためにタクシーを呼び、自宅に送り届けたことからストーリーが始まる。
ここでは単に「送り届けた」と書いたが、その「送り届け方」が、なんというか、
イケメンすぎたため、実は半分目を覚ましていた葉月さんが彼に興味を持った。
・・・のだが、龍馬君は名乗らずに消えたため、彼の素性は謎のまま・・となるところが、
彼女はかの「恋人代行業」の利用者であり、再び相まみえることとなったのであった・・・という話で、
3人目のヒロインである。クール・ビューティーのキャリア・ウーマンである。
後半は、メイン・ヒロインの柏木姫乃とのデートである(作中の季節は冬である)。
残念ながら、2番目に登場したヒロイン・神宮愛羅の出番はかなり少ない。
「恋人代行業」というものが実在するとわかったときは結構驚いたが、しかしこれって、その、アレだよなあ・・もにょもにょ・・と思っていたら、作者がはっきり書いていた。
そう、
ほぼホストである。
あるのだが、しかしこの「気配りの仕方」というのは大変参考になった。ほぼ心理学なみの気の遣い方だと思った。
なかなか目の付け所が面白い。
善意が悪意に捉えられるとか、相手が気を悪くしないように機先を制するだとか、そういった、
心理戦(?)(いや戦ってはいないが・・・)
のようなものがなかなかに心地よく、
「なるほど、こう言われると確かに嬉しいかもしれない」と納得させられることも多々あった。
もちろん私はホストにはなら(れ)ないが、「優しさ」というのは、ただ心で思うだけではなく、実際の行動に移してこそだなあ、とか思ったものである。
前巻が少し中途半端な感じだったので、2巻が出るとは思っていたが、出てみたら3人目のヒロインとは・・。
大体ヒロインズの数は、
3
であることが多い気がする。
ということは、この三人でこのあとの話を回していくのだろうか、と思った。
そしてまたもや(1巻もそうだから当たり前だが)「ふーみ」さんの絵である。
やっぱり次第に線が繊細になっているような・・・気がする。
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