の感想。
表紙が全てを物語っているというかなんというか・・。
完結巻である。
主人公テア・フォードアウトの出生の秘密も明らかになり、「人類 vs 悪魔」の総力戦になり・・という感じ。そして表紙。
この巻では「天使」の存在について初めて明かされた。
確かに「悪魔」ばかり一巻から出てきていて、「天使」が一回も出てこなかったなぁ、と少々不思議に思っていたのだが、「なぜ出番が少ないのか」の理由も明かされる。
一冊かけてもろもろの伏線を回収してきれいに終わった・・・のだが、少々もやっとした感じが残った。
サブ・ヒロインのエルザや幼馴染のシャローネなど、周辺の人物の掘り下げが、そういえばあまりなかったかな? と思ったのだが、作者もそれはわかっていたようで、「あとがき」にて、「もう少し掘り下げてもよかったかもしれない」というようなことを書かれていた。
イメージ的にはこの2倍の巻数、つまり8冊くらいはいくんじゃないだろうかとも思っていたのだが、いつまでも「主人公が怪我から立ち直れない」という状態をひっぱるわけにもいかなかったのだろう、とも思われる。
実際のところ、1巻からすでに戦線に復帰していて、「本調子じゃない」といいつつ滅茶苦茶に強いわけで、このまま続いたら「いつまで怪我してるのか」という違和感が強くなってしまうだろう。
また、3巻で出てきたサタナキアの話はもう少し読みたかったところではある。
「いろいろな事情で終わり」のような気がしなくもない。しかし「きれいに終わった感」はある。
神里先生、お疲れ様でしたm(_ _)m
甘えてくる年上教官に養ってもらうのはやり過ぎですか?4
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