育ちざかりの教え子がやけにエモい (ガガガ文庫)

ラノベ

というのを読んでみた。

まずはレビューを見て興味を持った。

「奇跡的な瞬間を留めた作品」とか書いてあったような・・。

で、どこがどう「奇跡的な瞬間」なのだろう、と興味を持ったわけである。

それよりも前に、

エモい

とはなんぞや、と調べてみた。


「エモい」とは「エモーショナル感じがする」ということであり、「感情訴えかけて来るものがある」「心が動かされるようだ」「情緒感じる」「趣がある」「グッとくる」というような説明しがたい感慨を述べる表現。(Weblio辞書より)


・・だ、そうである。よくわからない。

単純にいえば「( ´∀`)bグッとくる」・・・がわかりやすいのかも(この顔文字は間違い)。

内容は、主人公が中学教師で24歳、ヒロインが中学2年生で14歳。幼馴染で、生まれたときから知っていて、不在にしがちな彼女の親代わりになって食事を作り続けてはや~~年の主人公、小野寺達也。体だけは立派に育って心はまだ子供(だと主人公は思っている)のヒロイン、椿屋ひなた(つばきや・ひなた)との日常を綴る物語。

物語としては大きな起伏はない(一つあることはある)が、なんというか、文章が

文学

であった。冒頭から途中までは「いかにもラノベ」という雰囲気だったのだが、気がついたら、作者の「文学」にはまっているのであった。

なんともいえない寂寥感、郷愁、憧憬、熱意。

まさに、

青春

というものであろうか・・。

自分は本を選ぶときに作者名を見ないことが多く、それで、読み終わってから作者の名を知ったのだが、

鈴木大輔さん、であった。この人の作品は持っていないが、アニメを見たことはあった。

新人ではないし、なんなら相当文章がうまい。

あとがきの文体を見たら「文豪?」と思ったくらいだ。

今巻は、「登場人物顔見世の回」という様相だったので、次巻以降何かが起きていくのであろうか・・・。

小学館のサイトはここなんだよ(・∀・)


育ちざかりの教え子がやけにエモい

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