クラスのギャルが、なぜか俺の義妹と仲良くなった。 「今日もキミの家、行っていい?」 (富士見ファンタジア文庫)

ラノベ

また新規モノに手を出してしまった・・・。

Kindle Unlimitedで無料だったので読んでみたのである。

面白かった。

事情が複雑なので、アマゾンのあらすじから引用してみる。


高校生の俺、名雲慎治には悩みがあった。家庭事情でやってきた義理の妹・紡希がよそよそしいのだ。距離が縮まらない2人暮らし。そんなある日、紡希が連れてきた「ネット友達」が状況を変える。それは、クラスで人気の美少女ギャル・高良井結愛!?
3人で過ごすうちに、心を開いていく紡希。さらに俺と結愛の距離も学校で、家で急接近!? 苦手だった結愛の優しさや寂しがりな素顔、家庭的な一面を俺だけが知っていく。
「私、名雲くんの通い妻みたいだね。そうなっていい?」「それいいよ! シンにぃ、3人で暮らそう!」いや、それはダメ……じゃないけど。

いっしょに帰宅して、いっしょに泊まって。結愛は俺の恋人、と紡希にも勘違いされて、なぜか嬉しそうな結愛。ウチに入り浸るたびに、その関係は次第に本物になっていくーー!?
ギャルと義妹。2人の女子との暖かくて甘い、アットホームいちゃラブコメ!


主人公の名雲君には従妹がいるのだが、その従妹の母がなくなってしまい、名雲君の家で引き取ることになった。しかし、南雲くんの家庭は、それはそれで母がおらず、父はいつも仕事で家を空けているため、面倒をみることができるのは名雲君だけ。

自称「陰キャ」の名雲君が「紡希つむぎ(従妹)が心休まる家にするんだ・・・」と勢い込んでも、どうにもならないこともある。つまり「異性慣れ」していないので「勝手がわからない」のである。

今日も今日とて、彼女との関係はギクシャクしたままである。と、そんなとき、高良井結愛たからいゆあと出会う。

名雲君は昼食時になると非常階段にきて食事をするのだが、ここではよく「告白」が行われるらしい。ということで、クラスでモテる高良井さんがよく呼び出されるのである。そこで初めて二人は会う。「よく告白されて困るから」という理由で「私と付き合ってよ」と言われてしまうのである。

ただし、これはまあ「嘘のつきあい」のようなもので「~~と付き合ってるということにしておけば他の告白は断れるから」という名目があった。そしたら名雲君は「断る」と言うので「だったら付き合ってなくてもいいから『(名雲君に)呼び出されてるから~』ってことにしようかな」と言い出す。

と、そんなわけで、昼食時に「非常階段で二人で過ごす」という日々が始まる・・・。高良井さんは「前から話したいと思ってたんだけどいつも勉強してるから、邪魔しちゃ悪いかなって思ってた」という。そして、名雲君は「そういえば義妹のことで悩んでたのだった」と思い出し、それを高良井さんに相談したところ、

あっというまに彼女は名雲くんの義妹のSNSアカウントを特定し、そこからアプローチし、ちゃっかりと義妹と仲良くなってしまう。

あちこちから多方面で名雲くんに接近をはかる高良井さんに、名雲くんは当惑を隠せない。

強いていえば、彼女の家庭環境もあまりよいとはいえないこと、そして「家族を大事にする人が好き」という2点だろうか。2巻で高良井さんの心情が明かされるかもしれないが、今巻では名雲君はひたすら当惑である。なぜ彼女がそこまで自分に興味を持ってくるのかワケがわからない・・・そんな感じである。もちろん「惚れられている」とかは思わないのである(そして読者もわからない)。

現在3巻まで出ており、3巻のあらすじを見ていたら、高良井さんの家庭の事情、そしてなぜ彼女が紡希にアプローチしたのかの理由が語られるのが3巻らしい。

・・ということは、彼女が名雲君にアプローチする理由も2巻以降なのかもしれない。

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