今巻は、前巻の余波を引き継ぎつつ、「修学旅行」がメインの回である。
「前巻の余波」とは何かといえば、ヒロイン・小雪の祖父が「許嫁」を設定しようとしたことである。
事情を知った(というより知らない)祖父・ジェームズも来日したのだが、ジェームズが直哉君に会ってしまい、好感度が3から一気に98に順調に上がる。とはいえ、「許嫁」を設定したのは自分だし、急反転して直哉くんを「君を許嫁とする!」とはいかない。プライドが高いから。そのうち、ジェームズが「わしには余命が少ないから早く・・・」と言い始める。
そこで「直哉の忍耐力を試す!」とかなんとかそういう理由で「二人だけで一晩過ごすの刑」に処せられてしまうのだった・・・。
その後、修学旅行の話になり、そこで、彼らはありえないものを見てしまう。
少女である。この少女が何者か、それは、直哉君が知っている。
また、小雪さんの妹の朔夜さんも、ある人物について思うところがあったようで、思い切った宣言をする。
各人各様に進展を遂げる今巻で、ひとまず終わりである。
しかし次の巻が出ることは決まっており、そちらは短編集になる模様である。
「クーデレ」だけではこれだけ続きはしなかったと思うし、直哉君の「異常なほどの察しのよさ」とセットになったがゆえのストーリーだったと思う。
ついでながら、私が「クーデレもの」を読んだ初めての作品となった。
何回も書いてるが、イラストのふーみさんの絵がよかった。
YouTubeにMVがあったので、それも載せてみる。
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