やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく2 (GA文庫)

ラノベ

が出たので(出たのは少し前だが)、その感想。

1作目において驚異的な推理力(?)を発揮した、主人公・直哉君の能力は今回も健在(断片的な服装や言葉遣いなどから、相手の事情を察する能力)。

1巻ラストにおいて小雪さんに告白した直哉君であったが、小雪さんがいろいろいっぱいっぱいのため「ちゃんと返事できるまで待って」ということになり、返事は保留になることに(といっても↑この答えですでにわかったようなものなのだが・・・)。

ということで二人共「まだ付き合ってない!」と言い張るのがおかしい。ヾ(*´∀`*)ノアハハ

ということで「また付き合ってない!」はずの二人はとりあえずプールなどにいって遊んだりするのである・・・(「付き合ってる」の意味がすでに崩壊している)。

で、今回は委員長が絡んでくる。モブキャラかと思いきや、わりと重要な人物であることが後に発覚。

で、その委員長が「ここにいってきなさい!」と指示したのがプール。

プールでデート・・・。

いいなあ・・じゃなかった。これを「付き合う」といわなかったら何が「付き合う」なのだろうかというクエスチョンが脳内に発生。

しかも白金小雪さんは泳げない。フラグの匂いしかしない。

と、まあそこは読んでいただくとして・・・。

直哉君の能力が発揮された場面。

プールデートの影響で風邪をひくのだが、その際に「よし、掃除しよう」となる。

???

以前、風水師のDr.コバが「トイレを掃除すると風邪が治る」とか本に書いていたので、そういうことか?

などと思ったら、

全く違ってた

じゃあなんなのかといえばそこも読んでいただくとして・・。

また、次には直哉君の近所の幼馴染の妹・・・の子守を頼まれたところ、その子供が「大きくなったら直哉君のおよめさんになるー!」とかいい、それにガチで反論する小雪さん。余裕全くなし。

お子様と同レベルで張り合う。

が、作中何度も出てくるセリフ、

「人と向き合うのには勇気を出すのが一番大事」

というのが今作のテーマなのだろう。お子様にだって真摯に向き合うその姿勢は実に微笑ましい!

そして小雪さんは、幼い頃のトラウマを克服できるのか? 幼いときの事件とは? その事件は解決するのか?

などなどが今回の見所である。

「毒舌クーデレキャラ」であったはずの小雪さんは、気がつけば随分普通の女の子になってきた気がする・・。

なお、冒頭の「直哉君が風邪をひく」という出来事は、単体での出来事かと思いきや、伏線になっていた。これは見事!

イラストレーターの「ふーみ」さんは最近あちこちで見る・・・というか、私の好きなジャンルのイラストが大抵「ふーみ」さんであり、そのイラストで作品を認識していたため、作者の名前を覚えていなかった。

「ふか田さめたろう」さんとのことである・・・。(作者様すいませんm(_ _)m) よし覚えた!

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