お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について4 (角川スニーカー文庫)

ラノベ

まずはアマゾンからあらすじを。


「結婚しよう、愛理沙。絶対に君を幸せにする」
 偽物から本物の婚約関係に変わった高瀬川由弦と雪城愛理沙。
 今まで以上に関係を深めたい二人は、キスの練習をしたり、お花見デートをしたり、プールデートをしたり、と甘い時間を一緒に過ごす一方で、お互いの家柄や価値観の違いを目の当たりにした愛理沙は自分が由弦の婚約者に相応しくないのではと不安を募らせはじめる。
 そんな二人の元に由弦の祖父から二泊三日の温泉旅行をプレゼントされ、一緒に行くことになるのだが……。
 ニヤニヤ必至の焦れ焦れ甘々ラブコメディ、第四幕です。


愛理沙さんはどうも「キス」に過剰反応してしまうようであり、何かというと「まだキスもしてないのに」というのだが、じゃあしたくないのかといえばそういうわけではないらしい。

プールデートはもともと愛理沙さんは「泳げない」ため、由弦君が「泳ぎを教える」というデートになった。真面目な目的なので、以前のようなビキニなどとは違い、二人共競泳用水着なのだ・・・が、

その状態で愛理沙さんは由弦君をどぎまぎさせる快感を覚えてしまい、「どういう動きをしたら反応するか」なんてやってしまい、帰宅してから「なんてことを~~!」と悶絶してしまうのであった・・・。由弦君が紳士でよかったね!

で、その後、由弦君の祖父の計らいで「二泊三日の温泉旅行に行ってこい」となり、こちらがどちらかといえばメインの話になる。

このとき、男性サイドと女性サイドでは会話の内容がかなり異なっており、それで愛理沙さんは不要な危機感などをもってしまうが、まあ由弦君が紳士なので、そういう懸念は不要なのだが・・、要するに、

「露天風呂なんてあったら行為に及ぶものだろう」みたいな話か。

作者の桜木桜先生も「この辺の描写をどうしようか迷った」と書いてあったので、微妙なラインをひかざるをえないのだろう。

ということで、「あるもの」を着て混浴、という線に落ち着いた。

ちなみに、由弦君は天ぷらは「塩派」で、愛理沙さんは「天つゆ派」だそうである。お互いに食べさせ合って改宗させようとするが改宗にはいたらなかった・・(とか書いて見たが、要するに「あ~ん」の応酬である。甘々である)。

「ニヤニヤ必至の」とあらすじに書かれてあるが、最初から最後までそんな感じである。

また、この作品の特異なところは「家柄・格式」に関する話題がわりと出てくることだが、今回もそれは健在だった。高瀬川家、という「家」を意識せざるをえないような事柄が結構出てくる。

今がいつの時代だろう、と思わないでもない。

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