ここのところ寒すぎて、本を読んでいるのは読んでいるのだが、なかなか感想を書く気にならず・・・ということで久々のレビュー。
「ひげを剃る」シリーズの短編集である。
前巻で話が大きく動き、この先「たたみにはいるのかな?」という雰囲気だったので、短編集は嬉しい。
折に触れてこれまで書いてきた短編に書き下ろしを加えたものになっており、電子書籍版の場合ラストに必ず短編が入っていたが、それもここに集められている。
「とらのあな特典」など、ブルーレイやDVDを買わない読者にとっては見逃したものもあるので、それは嬉しい。
個人的には、
三島(後輩)
が好きなので「三島回」のときはテンションがあがった。なお、
後藤(上司)回もあるし、主人公の先輩で元カノの神田(先輩)回もあった。
三島がもっと本編で動くかと思っていたのだが、あるいはそういう予定だったのかもしれないが、イラストのぶーたさんの病気というアクシデントを経て、路線変更とかがあったのかもしれない。このままでは三島があまり動かないまま終わってしまう気が・・・(いや、主人公でもヒロインでもないのだからいいのか?)。
また、イラストが前巻で「足立いまる」さんになった、と思って読んでいたら、
あれ? 画風が違うのでは?
というのがあり、あとがきにて事情が判明。「ぶーた」さんが今巻からイラストに復帰、とのことである。
やったね!
足立いまるさんは4巻のみのピンチヒッターという位置づけになるのだろうか。あの絵も好きだったが・・。
とにかく、「短編集」なので、ひとつひとつのエピソードは非常に短いものがたくさん詰まっているという感じ。
前後のつながりもないので、気分転換に読める本かもしれない。
なお、
「神田(先輩)」とのその後
を描いたエピソードがあったのだが、これは位置づけ的に本編に入るべきものでは? と思った。これ結構重要なものなのでは・・。あれ?
3巻で出てきた神田先輩がその後あまり動いていない気がする・・・、のだが、↑このエピソードを間に挟むことで、とりあえずポジションが落ち着く気がしないでもない。
あらためて表紙をよく見ると・・・うん、やっぱりぶーたさんの絵、か。懐かしさを感じる。
※追記
今回も出た!
鼻をスンと鳴らした
という描写が! 作者は鼻に関する描写がなぜか多い。別のところでは
洟をすすった
というのがあった!(どうでもいい情報)
おまけ
アニメ 2021年放送開始予定!
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