「このライトノベルがすごい!2020」(宝島社刊)新作部門第5位・総合文庫部門第10位
「このライトノベルがすごい!2021」(宝島社刊)総合部門第10位・Webアンケート第5位・女性キャラクター部門第2位(椎名真昼)
「好きラノ」2019年上期第1位/2020年上期第1位/2020年下期第3位
・・・・と、なんかすごい順位が書かれていたので、こちらにも書いてみた。
電子書籍版(モノクロ)では表紙がよく見えず、「新登場人物かな?」などと思ったが、よくよく見たら普通に真昼さんだった。
(なんかもっと小さい子供に見えたんじゃよ・・・・)
前巻(3巻)ラストにおいて、
『私にとって……彼は一番大切な人ですよ』
という爆弾発言をしてしまった真昼さん。
主人公・周君はその真意を測りかねてしまう。
もともと自己評価が高くない周君は「ダメであったがゆえに」真昼さんと接近することになったはずなのだが、
いざこうなってみると、「真昼の隣にいて恥ずかしくないようにしたい」と、勉学・運動と、いきなりやりだしてしまう。
事情を知らない真昼さんは「そんなに無理をしなくても・・・」と心配してしまうが、特にわかりやすい目標がなかった周君は「なんか真昼の隣に並んでもおかしくないように!」という一念だけで頑張る。わからなくもない。
試験ですら、別にこれまでもそんなに悪い成績ではなかったが「(順位)一桁台を目指す」という目標をたててしまう。
一方、前巻から「押しの真昼」と変貌した真昼さんであったが、今巻でもそれは続く。
周囲に人がいる状態で周君と他人のように接することに疲れてきた・・という感じ。
周君も周君で、真昼さんが何かいうたびに「それは人として好きという意味なのか、恋愛的な意味で好きなのか」という真意がわからず、迷走する。
もともと周君には中学生のときになんらかの事件があり、それ以来人を寄せ付けなくなったということがあった(この事件は詳細が語られていない気がするが・・・)。
というあらすじはあるものの、総じて見れば「ニヤニヤする話」だらけである。
また、周君の友達は以前、「樹君」しかいなかったがそれに「門脇優太君」(イケメン)が加わり、今巻ではその優太くんの友人たちも加わってくる。
周君も真昼さんと関わることで、次第に交流範囲を広げていっているようである・・・。
今巻終盤は体育祭。そして「借り物競走」である。
周君も真昼さんも借り物競争に出るので、そこで何が起こるかは・・・。
で、エンディングでまた真昼さんの爆弾発言その2が出る!
なお、ちょっとした疑問がある。
「お隣の天使様」の特設ページがあるのだが、なぜかそこに「4巻」がない。
はて?
なお、5巻も出るようである。なので、なおさら「はて?」なのだが・・。
「業者に作成を依頼してその後更新を忘れた」とかそういうパターンだろうか。大手がそんなミスをするものだろうか。ミスでなければどういう意味が・・などと考えてしまったのであった。
※なお、後日確認したら、↑上記には5巻までの情報が補完されていた。ちょっとタイミングがずれた模様。
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