最初このタイトルを見たとき、
「えっ!?」
と思った。「シノゴノ言わずに私に甘えていればいーの!」のあとがきにて、「はじらいサキュバスは一度終わりにするけれども、機会があれば再開したい」と書かれていて、だからもうあのシリーズはウェブ連載の再開とかになるのかなあ、好きだったんだけど・・・と思っていたところに、予期せず復活である。
しかも、「はじらいサキュバス1~3」「シノゴノ言わずに私に甘えていればいーの!1~2」と続いてきた経緯もあり、なんと「シノゴノ言わずに私に甘えていればいーの!」の世界観が「はじらいサキュバス」にフィードバックされていた!
どうでもいいが、作者の天使の描き方がひどすぎる(笑)。
これらの作品群においては、圧倒的に悪魔がヒロインで、天使はその邪魔をしにくる存在、という感じになっているようだ・・。
今回も今回とて、素直になれない夜美とヤスであるが、あろうことか、悪魔の祭りである「欺瞞祭(この期間中であればなにをしてもなかったことにできる)」にかこつけて、告白とかしてみよう的な、あるいは素直になろう的な、あるいは「本心を偽って好きだと言っているのだから本当は好きじゃないんだ! だからいいんだ! あれ?」みたいなことになっていたり・・・。
というエピソードでまるまる一巻過ごす。
今巻においては「天使」も登場するが、あまりにひどい天使像で、それこそ「悪魔の敵対勢力」みたいな感じ。
と、まあそれはおいておいて、私は、サブタイトルで「だいすき」とまで書いている以上、「これで完結だな!」と思っていたところ、明確に「完結した」という言葉は出てこなかった。続くのか!? 続くのなら買いますよ!
はじらいサキュバスがドヤ顔かわいい。(4) ……だいすき。
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