一生働きたくない俺が、クラスメイトの大人気アイドルに懐かれたら 2 国民的美少女と夏の思い出を作ることになりました (オーバーラップ文庫)

ラノベ

すごく単純に書けば「水着回」である。

アマゾンからあらすじを引用してみる。


国民的アイドル“ミルフィーユスターズ”のライブも無事終わり、ミルスタのセンター・乙咲玲(おとさき れい)と半同棲生活をする志藤凛太郎(しどう りんたろう)にも夏休みが訪れた。
玲とお忍びでショッピングに出かけ、クラスメイトとプールで遊び……今年の夏は、今までなら想像もできなかったことばかり。玲との出会いは、凛太郎の日々を大きく変えた。一方そんな玲は、これまで以上に積極的で……?
「今度の海で、忘れられない思い出を作ろう。――私と、青春しよう」
こうして凛太郎は、ミルスタの三人と約束をしたプライベートビーチへ! 海に水着にBBQ。17才は一度きり。忘れられない夏が始まる――!


「水着回」なのだけれども、そういえばバイストーリーがもう一つあった。

凛太郎を好き(らしい)クラスメイトが出てくるのである。ただ、その女性を好きな男性もすでにいる。

なんとなく凛太郎君は、1巻で家庭科実習で同じ班になった彼らと「同グループ員」とみなされているらしく、そこでの三角関係などにも少し巻き込まれるが、凛太郎くんは実は「彼らと仲間だ!」などと思ってはいない。彼は「自分の性格の悪いところは知っている」というが、それを隠そうともしない。「嫌なものは嫌、面倒なことは面倒」と思うことをやめもしない。だからたまに本音が出ると「チッ」と舌打ちなどもする。

これは、なんとなく優等生的な主人公が多かったイメージがある中で新鮮だった。彼が優しくなるときがあるとすれば、それは玲やミルスタのメンバーの前でだけである。

で、このバイストーリーはそれでそれで進行しつつ、ミルスタの「夏合宿」にも付き合わなければならず、主に食事係として同行する。アイドル三名に囲まれてご満悦・・とはならず、凛太郎君は「料理を食べてくれる相手」としてしかミルスタを見ていない。強いて言えば玲に対してだけは態度が明らかに違うが・・・。

巻末で少々の爆弾があったので、3巻ではその話がメインになるのだと思う。

しかし、玲さんはこんなぶっきらぼうな話し方でよくアイドルができているなあ・・。人前だと話し方を変えているのだとは思うが、素は無表情でぶっきらぼう系であるように見える。

凛太郎君がそもそも「主夫になる!」と思うにいたった過去の心の傷が癒やされる日はくるのか、それもまたこの話のキモになるのだろう。

また、主人公の親友の雪緒君、この方は男性なのだが仕草がどうも女性よりで「男の娘」っぽく、玲との関係に嫉妬までしてくる・・。ん? 雪緒君の位置づけってどうなるんでしょう・・・。

「僕もお揃いのものがほしいよ!」って・・・、ええ~・・・。

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