うしろの席のぎゃるに好かれてしまった。 もう俺はダメかもしれない。 (富士見ファンタジア文庫)

ラノベ

随分久々の投稿になってしまった。

8月の猛暑で頭が働かず、とても文章を書く気になれなかったのである。

さてこの作品、正直に書くと、

ジャケ買いである。

イラストがよかったのである・・・・。

大まかなあらすじをアマゾンから引用するとこうなる。


クラスの人気者ぎゃる・志乃を、たまたま助けた。ぼっち生活を送る三代と彼女は、それだけの関係だったはずだった。しかし、住む世界の違う彼女に好かれ、注目されると……彼女の周りも三代の魅力に気付き始め!?


なんとこれだけである。

主人公の藤原三代さんだい君はぼっちである。その三代君が、たまたま側溝(ドブ)に足をはまらせた美少女ぎゃるの志乃を自宅の前でみかけてしまう。そして、女性に興味もなければ男性にも興味がない三代君が見かねて「シャワー貸そうか?」といったのがそもそもの始まりだった。

志乃さんは超絶美少女(?)らしく、近隣の学校の人であるなら誰しもその存在をしる女性であった。そしてそれゆえに「男性恐怖症」でもあった。「男性恐怖症」なので、男性の視線には敏感である。そして、このファースト・コンタクトにおいて、「あ、この人は私に興味なさそう」と見抜いてしまい、それでシャワーを借りることにした。

そのうち気がついたら志乃さんは三代にだけは普通にしゃべれるようになっており、三代も無視するいわれもないことから、いつの間にか学校でもだいたいいつもいるようになってしまった。

・・という「ぎゃる☓陰キャ」の話である。最近こういうジャンルも多くなってきた気がする。

で、「よくあるからつまらなかったか」といえばそんなことはない。

大変おもしろかった。

モテる人というのも大変らしく、志乃さんは人知れず苦労をしていたらしい。

ところが、そういった気苦労を、三代の前ではしなくてよいわけで、仲が良くなっても全然不思議じゃない。

印象的だったのが、志乃さんの取り巻きギャル連中が、三代を「コーディネート」しようとしたときのエピソードである。

彼女らとしては、「せめて志乃と釣り合うくらいの格好しろ!」的なニュアンスで三代を連れ回したのであるが、あとからきた志乃さんはそれを見て、

大激怒。

なにしろ「あたしの彼氏に手を出すなあ!」であった。「おー、格好良くなってよかったじゃん」とかではないのである。猛烈な

嫉妬

であった。なんかかわいかったのである。

一ヶ月以上前に読んだ本なので、細かいところは忘れてしまったのだが、2巻がもし出たら是非読みたい。

ぎゃるはいい。

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