待望の二巻である。伊達先生、応援してます。
まずはアマゾンからあらすじを引用。
諸国漫遊!? 嘆願ツアーにGO!
レディア廃国を阻止するため、諸国への嘆願ツアーに出かけるクラノス一行。
プロの踊り子でもある騎士団員モトフィフ&アズカ、美少女と見紛う美少年ツータスの活躍もあって、旅は順調に進む。
しかし、憎きキーラが隠居すると聞きつけた帝都組が暴走、ソーエンを旗頭に仇討ちに出る。
さらには死んだはずの怪物ゲネイトまで復活&脱走したとの報が届き――。
トラブルだらけの珍道中、はたしてキッチュらの運命やいかに!?
痛快討ち入りファンタジー第2幕!
冒頭の「諸国漫遊嘆願ツアー」というのは、「レディア王国の廃止反対署名にサインしてください!」である。
「美少女と見紛う美少年ツータス」はイラストがあったためにイメージがつかみやすかった。
プロの踊り子でもある騎士団員モトフィフ&アズカ・・・。どうもレディア王国ではこの「踊り」が重要らしい。「ザンガ」という踊りだそうだが・・・。この「ザンガ」は格闘技にも転用できる、と書いてあったので、「サンボのことかな?」と思った。「サンボ」はロシアの格闘技である。しかし「踊りから転用」というわけではない。どちらかといえば「カポエラ」のほうが近いのかも・・・。「カポエラ」はブラジルの奴隷の間で開発された格闘技で「手を使えない」ということを前提に、倒立して足で相手を倒すような、まるで踊るような戦い方になる。
ちなみにこういう感じである。(「カポエイラ」ともいう)
サンボの動画も見たがなんともいえない。サンボのようでもありカポエラのようでもあり・・。まあ、それが「ザンガ」のようなものかと思っておけばいいのかなと。
さて、レディアの強い戦士のことを「赤ランク」というのだが、この「赤ランク」、時代によっては1~2名くらいしかいないこともあるそうで、47人もいる現状が少々異常とのことだ。そして、赤ランクであれば、相手が魔族でも戦える! 47人の赤ランクvs47人の魔族の勝負となれば、それほど分が悪いこともあるまい。
また、キーラ王の正体(?)がわかった。意外と身近な人物だった。
全然関係ないが、イラストを多くしてほしい。文章だけでは47人判別するのはいろいろツライ・・。
せっかく内容が面白いんだから、見開き2ページで47名描くとかやってくれると(主に私が)嬉しい。
また、今巻で魔族の弱点も少しだけだが発覚した。今後はこれを伏線としていくのではないだろうかと思う。
3巻を楽しみに待つ。
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