今回は短編集というか、番外編である。
巻数の「4.5」に気づかず、
新刊だ！ 買いだ！
とやってしまったため、何巻なのかすら把握していなかった。
（もっとも、番外編であっても結局買うのだが）
内容的には、
- 沙也加がガチオタであることがわかり、有希と「どちらがよりオタクか」の腹のさぐりあいをする。
- 「学校の七不思議」の噂によって校内に勝手に侵入する生徒がいるため、生徒会でなんとかしようという話。
- マーシャさんとアーリャさんの二人で、夏合宿用の水着を買いにいく話。
- 夏合宿中のイベント（？）で、「女子5人が作った料理の、どれが一番おいしいかを男子2人に決めてもらう」というのがあって、ここでロシア料理的豆知識が出てくる。
- 夏合宿からの帰り、皆眠りこける中での政近とアーリャさんの会話
- 更科さんと統矢君が付き合うようになったエピソード。
- アーリャさんが、「これからも政近のそばにいるためには激辛に慣れなければ・・・」と激辛ラーメン修行にいったところ、綾之さんに会い、お互いに勘違いな会話をしながらやっぱり撃沈する話。
- 前の巻で出ていた「催眠アプリ」を使って、有希が政近に「溺愛系イケメンになれ」とやったらなってしまった話。
といった感じだろうか。
「番外編」だと気づかずに読んでいたので、
「なんか、話があまり進んでいないような・・？」と思ったのだが、途中で「あ、番外編っぽいやつだ」と気づいた。
気づいたが、途中からまた夏合宿の話になっていたので「あれ？」と思った。前巻で終わった気がしていたのだが、夏合宿後半をこちらにつなげた感があった。
一応アマゾンのあらすじも引用すると、こんな感じ。
新たな恋のはじまりを予感させた夏合宿。しかし、アーリャさん達の夏はまだまだ終わらない！
――有希の催眠術で政近が溺愛系イケメンに？予想外のスキンシップに妹と従者は悶絶寸前！――アーリャさんの激辛修行、向かったラーメン屋には意外な人物がいて？――妹に可愛い水着を着させたい！欲望全開な姉に巻き込まれたアーリャさんが着せ替え人形に！？――強くて美しいお姉様、あのカップルの馴れ初めエピソード――
生徒会メンバー達の煌めく夏物語が描かれた番外編！
【さーくん。もう、会えないのかな……】
そして約束の場所で運命の相手を待つ彼女の想いが今、明かされる――。
ラストの「そして約束の場所で運命の相手を待つ彼女の想いが今、明かされる――。」は意味深で、確かに明かされたが、これらはずっとひきずっている伏線で、なかなか回収されない。回収はいつになるだろう。
政近君の想い出の「あの子」とマーシャさんが実は「共に過ごした相手」なのではないか、と以前少し勘ぐってみたが、やっぱりそうなのだろうか。
政近君は政近君で「初恋をちゃんと終わらせないと」というセリフを言っているので、実は近いうちにこれらの謎は解決されるのではないだろうか・・・という気がしないでもない。
また、表紙はアーリャさんだと思っていたが、実はマーシャさんである。よく考えたらこんなへそ出しの格好などアーリャさんはしない、と気づくべきであったかもしれないが、二人並ぶと違いがわかっても、一人ずつ見ると意外に違いがわからない。
そして、ラストの恒例の
翻訳が書かれていないロシア語も健在である。
私はスクショをとって、それをグーグル翻訳アプリで翻訳して読んだ。
なお、電子書籍版では、「あとがき」に書かれているような美麗なイラストはほとんど載っていないのだが、下記で見れる↓
さて、なんと
ロシデレのコミカライズが始まった。
・・・のだが、↓これのことではない（こちらは「たぴおか」先生による漫画）。
マガポケで連載されるようである。漫画は手名町紗帆先生になる（もちろんスマホアプリ版もある）。
こちらもよろしくお願いしたい。
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