クラスメイトの元アイドルが、とにかく挙動不審なんです。 2 (GCN文庫)

ラノベ

しばらく前に読んだのだが、感想を書くのを忘れていた。

猛暑で頭が働かなかったからである・・。

というわけで、あらすじを思い出す意味も兼ねて、アマゾンからあらすじを引用してみる。


めでたくお付き合いを始めた孝之と清水さん。
仲睦まじい二人の様子を見て、クラスメイトの元アイドル・三枝さんへの想いを意識することになった卓也。
しかし夏休みを前に彼女にアプローチしようという動きも活発化してきて……? 

一念発起した卓也は、彼女にふさわしい男になるべく、努力を開始する――!

Webで人気の糖度100%ラブコメ、待望の第2巻登場!


仲良し4人グループの中で、付き合いを始めた孝之君と清水さん。それを見て、三枝紫音しおんへの想いを明確に意識しだした卓也君。

「しーちゃん」こと三枝さんは、「普通の学生がやること」をほとんど経験していないので、「ファミレスに入る」「焼き肉食べ放題の店にいく」といったことも、初体験。卓也君がそれらを見守る感じ。

そして「俺もしーちゃんにふさわしい男になる!」と自分に目標を課すことにした。

それは、

  • 自分に自信を持て
  • 勉学を怠るな
  • 容姿に気を使え

の3つであった。

で、「まずは形から」と、紫音の知り合いのファッション関係に詳しい人のもとを訪ねる。

まずまずの格好になったとろで、その人の知り合いの美容師を紹介され、髪型も整える。

それを見たしーちゃんは大喜びするのであった・・。

という青春劇。

そして「挙動不審」は相変わらず続いており、これはなぜなのかよくわからない。

すっかりプライベートで仲良くなり、チャットソフト「Lime」(Lineのことだと思われる)でも連絡をとりあう仲なのに、正体バレバレの不審者スタイルで、一日に一回、卓也の働くコンビニにやってくるのだ。

狙いは大体わかった。かならずどんな金額であろうと千円札を出すからには「お釣りを受け取りから」であろうし、「その際に必然的に手をつかむことができる」からだと思う。コロナ禍においてはこれは少々難しくなってしまったが、今のところラノベの世界観として「コロナ」を取り入れたものはないようだ。つまり作中では手を握るのもアリなのである。

卓也君は、「しーちゃんはレシートを受け取るのが好きなのかな」などとボケをかましていたが、違うと思う(笑)。さすが鈍感主人公。

後半は4人で遊園地へ。

ところで、1巻で語られなかった、なぜしーちゃんがたっくん(卓也)を最初から好きだったのか、なぜアイドルになったのか、そしてなぜアイドルをやめたのか、という理由がようやく語られた。

3巻を、また楽しみに待つ。

(といいつつ、積ん読シリーズがあとに多数控えているのだが・・・)


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