以前から買っていた本の続刊などが次々に出るので、そちらも読まなければ、なのだが、定期的に「別シリーズ読みたいなー」と思うことがある。
ということで買ってみた作品。
『ゲームの中の友人にリアルで会ってみたところ、男性だと思っていたら実は女性で』という話である。
これではざっくりしすぎなので、アマゾンからあらすじを引用してみる。
男だと思っていたゲーム友達が、実は白い髪がコンプレックスの内気な女の子だった!?
引っ込み思案な少女と織りなす、もどかし青春ラブコメディ!
「シュヴァルツって、女子……だったの……?」
オンラインゲームで相棒としてやってきたユーマとシュヴァルツ。男同士、気のおけない仲間だと思っていたが……リアルで対面した“彼”は、引っ込み思案な女の子だった!?
生まれつきの白髪がコンプレックスで友達もできたことがないという彼女のために、友達づくりの練習をすることにした二人。“友達として”信頼してくれる彼女を裏切るまいと自制するが、無自覚で距離の近いスキンシップに、徐々に異性として意識してしまい……。
内気な白髪美少女と織りなす、甘くてもどかしい青春グラフィティ。
主人公は、杉崎優真君、ヒロインは上城ゆいさん。
ゲーム内で過ごした時間が長く、また相手を男性だと思っていたことで、なんと優真君の性癖までバレバレである。
ゲーム内では、
優真=ユーマ
ゆい=シュバルツ
である。
優真君は、もともと一人でいるのが当たり前の生活を送っていたが、ネットでシュバルツと知り合ってから、友人がいる楽しさというのを知り、周囲の人にも恵まれて、今では友人がたくさんいる。家庭も、両親が再婚同士だったため少しぎくしゃくしていたが、それもなんとかなっていった。その優真君が、同じくコミュ障であるゆいさんから「友達がほしい。コミュ障を克服したい」と頼まれる。
優真君はゆいさんのテンポに合わせて、決して焦らずに少しずつ人が苦手でなくなるように取り計らっていった。
もともとゆいさんは「生まれついて髪が白髪」ということでいじめられた過去があった。容易には克服できるものではない。
優真君はどうやってゆいさんのコミュ障と向き合うのか、これはそういう話。
(よく見たら↑のあらすじに全部書いてある・・・)
で、これもまたあらすじに書いてあるが、特にゆいさんは、優真君のことを「友達、お兄ちゃん」的に見ているために、やたらと距離が近い。それで優真君がどぎまぎしてしまう。
最初のころは「しゃべるのが恥ずかしい」ということで、目の前にいる相手に向かってチャットソフトで会話する二人である。「しゃべるよりも緊張しないし早い」、なるほど、それもそうかも。
それを「いやそれはおかしい」と言わないのも優真君の優しさであろうし。
「ネットゲームの知り合いとリアルで会ってみたら」というと「ネトゲの嫁」を思い出す。これも一つのジャンル化しているのかもしれない。
結局のところタイトルがすべてを物語っている。「友達」でなくなったらなんになるのか。それは本編をお読みください・・・。そこが核心なので。
結論。
ゆいさんがかわいい。
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