ついに3巻。
真昼さんは言葉遣いがいつも丁寧語だということに、いまさら気がついた。
主人公の周君は「自分と仲がよいと思われたら困るだろう」という配慮で、クラス内では真昼と全く会話をしようともせず、目も合わせない。・・・・のだが、
真昼はどうもそれが寂しくなってきたようである。
「じわじわとゆっくり距離をつめる作戦」に出た。
最初は世間話、とりとめのない会話などから・・といった具合で。
周君は自己評価が大変低いので、「俺と妙な噂がたっては・・」と困惑してしまうが、そこは周君を全面的に信頼している真昼さんは譲らないのだった。
今巻は「真昼さんがぐいぐいくる」という巻。
なんというか「エモかった(他の本のタイトルか・・)」。
最近の言葉でいうと
尊い
というやつかな(使い方はよくわからないが)。
あらすじにはこう書いてある。
「小説家になろう」発の大人気ラブストーリー、第3弾
Webにて絶大な支持を集める、可愛らしい隣人との甘く焦れったい恋の物語、第三弾。
読んでいる間は優しい気持ちになれます。
今巻においては、周君のトラウマ(なぜ人と距離をおくようになったか)が明かされる。
最近の小説は大体主人公に何らかのトラウマがあるケースが多すぎて、どれがどれだか忘れてしまっていたが、そういえばそういう背景があった。
もともと人と距離をおきがちで、だから信頼した人としか関係を持とうとしない主人公。
すごくわかる気がする。
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