（今回は、少しだけがんばって、画像に色をつけてみる。あまりうまくいかない・・・）
「ナンプレ」の上級編までは、まず詰まることがないのに、「エキスパート」になると、7：3くらいの割合で「膠着状態」が起きてしまう。
その「膠着状態」を打開するにはどうすればいいか・・。
あるサイトには「とりあえず適当な数字を入れてみる」という方法が書かれていて「仮定法」「仮置法」という名前まであった。
ただしこれは、紙の場合には有効なのだが、アプリではどうしても「ズル」に思えてしまう。
具体的には「適当な数字を当てはめてみて、矛盾が生じたら別の数字を当てはめて・・」を繰り返して正解を出す、というもの。
最近の感覚としては「行き詰まり」が生じるのは「最初のメモのミスが大半なのではないか」というふうに思えてきたので、あえて「膠着状態」が生じるまでやってみて、そこからどう解くか、というのを実況中継風に書いてみたいと思う。
↓まずはこれが初期画面からある程度進んで、少々行き詰まった感のある画面。
ここから何をどう動かしていくか・・・。
ここで、一番左側の「1」に注目してみる。
すると、縦に3つ並んでいる正方形のうち、1列目に「1」がくるのは2番目の正方形だけなので、必然的にこの2番目の正方形は、「1列目の1」になる。それを整理して他の「1」の候補を消すとこうなる。
これで上から2番目の正方形の「1」の整理が終わり。次は、左から5～6列目にある「7」に注目してみる。
こう見ると、一番下の正方形には「7」が6列目にきれいに並んでいるため、一番上の「7」はここから外してしまえる。
そうすると、5列目の「7」はただ一つだけになるので、ここも確定する。
次に今確定した「7」の下にある「6」に注目して、数字の重複がないか確認すると、こうなる。
左から5列目の「6」はこの正方形の中に1つしかないから確定で、同じ行の右端の「6」は消してしまえる。
↑このようになる。タップして確定してしまうと、
↑このようになる。
次に、上から4行目に着目してみる。
ここで確定していないマスが「8、9」「2、4、8、9」「2、8、9」「2、8」とあるが、ここをよく見ると、「8、9」「2、8、9」「2、8」の3マスで「2、8、9」を専有していることがわかる。そのため、「2、4、8、9」のマスから「2、8、9」を取り除くと、「4」だけが残る。
もちろんここで「4」をタップして確定させてしまうと、
このようになる。次に、左から9列目に着目してみる。
赤で囲ったところは、上から「2、3、8」「2、3」「2、8」なので、この3マスで「2、3、8」を専有することになる（1つの数字が確定すれば他も確定、あるいは専有が確定する）。そのため、下のほうにある3マスから、「2、3、8」の候補を外せる。
で、外してみるとこのようにスッキリとした感じになる（下のほうは、3マスで「1、7、9」を専有する）。
次は、同じく左から7～9列目の「3」に注目してみる。
すると、一番下の正方形が左から8列目を専有していることがわかる。そのため、真ん中の正方形から「8列目の3」の候補を消せる。
で、消した結果がこうなる。ここで7～9列目の「3の重複」の整理は終わり。
次に、真ん中の横方向に着目して、「2」について考える。
赤で囲ったところを見ると、ちょうど上から5行目、6行目の「2」がすでに確定している。ということは、左から7～9列目の「2」もある程度定まるということになり、
↑これは左から2～3列目と7～8列目の「2」がダブっているところを示したもの。このうち7～8列目の「2」を消す。すると、もともと「2、8」のマスだったところから「2」が消えたので、「8」だけが残る。
さて、ここを考えている間に、一番上の行に余計なものが書かれていることに気がついた。
これである。赤で囲ったところは、一番左端にすでに「2」があるのに、間違えて書き込んだものである。思うに、こういう「メモのミス」によって膠着状態になってしまうのではないか、と私は考えている。この行から「2」の候補を全て消す。
そうすると上から1行目はかなりシンプルになる。そして、一度脇道にそれてしまったが、真ん中の上から4～6行目の「2」の整理をすると、このようになる。
この辺りでほぼ全ての「詰まり」が解消されたため、あとは一気に確定させていくと、
完成！ である。
お疲れさまでしたm(_ _)m
なお、「エキスパート」より上の「ジャイアント」にも一度挑戦してみたが、こちらは「16*16マス」のものだった。
↑こんな画面。
難易度はともかく、「画面が小さすぎてよくわからない」という感じで・・。
一応解けたことは解けたのだが、どうもやりにくいため、再び「エキスパート」に戻った。
今後は「詰まりの完全解消」を目指してみようと思う。
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