やはりどうも、
背理法
を使わなければ解けない問題がある、気がする。
普通にさっさと解けることも多いが、二択のマスだらけになると決め手に欠けてしまう。
しかし、「メモ機能」はそのままで、「推理メモ機能」がほしい、といったところで、それが実装される予定もない。
ということで、「現在の機能のまま背理法を使うことができないか」と考えたところ、一応できることがわかった。
元に戻す
という機能(要は「Undo」)があるため、どこかの段階で「今から背理法を使う」となった場合、一時的にメモ機能を使用して推理する。
その結果がわかったら、その段階まで「元に戻す」機能を使い、戻って解き直す、これでいけるんじゃないだろうか?
ということで冒頭の問題。
2択の選択が多くある状態で決め手にかける。
そこで、赤字のマスに注目してみる。
実際はどこでもいいのだが、とりあえずここに着目して、仮にここが「2」だとしたらどうなるか、というのを追ってみることにする。
つまり、一時的に「6」を消す、
ということだ。
ここが「2」だとしたら、芋づる式に他の数字が定まるため、これを「矛盾が生じるまで」行うことにする。
時計回りに右にいって、下に行って、左にいって、上にあがると、こうなる。
ここでようやく「同じ列に2が2つある」という矛盾を出せたので、
先ほどのマスは2ではない
ということがわかる。つまりここは「6」だ。
そして「6」を確定してしまう。
この問題の「詰まり」はここだけだったので、ここが確定してしまうと、やはり芋づる式に全部定まってしまって、こうなる。
これで完成!
もちろん、ここではわざと「2」を仮定したことにしたが、ここで運悪く(?)「6」を仮定してしまうと、
ずっと矛盾が生じない
ということになる。
なので、5~6手の手順を先読みして矛盾が生じなかったら、最初の段階まで戻って、別の数字で試してみるとよいと思う。
正直なところ、
はっきりと矛盾する
という結果が出ないとどうもスッキリしない。
アプリ版のナンプレは、「試しに~」と数字を入れると、一瞬で「正解か間違いか」が判定されてしまう上に、「ヒント機能」は「ヒント」ではなくいきなり答えを表示してしまうため、どうも「ズル感」がある。
で、あるならば、面倒でもこうやって、「はっきりとした矛盾」が導き出せたほうがスッキリする。
もちろん、序盤の段階でこれをやってもうまくいかない。
というのは、「二択あるいは三択」まで候補を絞り込まないと、「このマスを仮に決定」としたところで、周囲が茫漠としたままだからだ。
終盤の「最後の詰めに使う手」かな、と思う。
(なお、アプリ版ではなく紙媒体のものを使用するならば、「推理用メモ」の問題も解決できるため、どちらを使用するかは個々人の好みという感じだろうか。今回はあえて「アプリ版で推理できるか」というのを実演したかったため、こういう記事内容となっている)
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