の感想。
1巻が「後輩登場と出会い」編であったとするなら、こちらは1巻から登場している高校生のころからの(恋愛感情のない)友人である、「美濃彩華(みのあやか)」編というか、彩華さんについて掘り下げる回。
ということで、少し残念ではあるが後輩の出番は少なめ。
後輩である「志乃原真由」との出会いから2ヶ月後の話になっている。
バレンタインパーティーに彩華から誘われて参加したり、そこで別れたはずの元カノ「相坂礼奈」となぜか再会したり、玲奈の思惑はよくわからないまま、主人公が悶々としたり、
はては、彩華と旅行にいったりする。
後輩の出番は少なめである(2回目)。
「親友」である彩華と自分との関係は「友情」が終着点なのか、そこから先があるのかないのか、などなど。
前回も思ったが、「バレンタインパーティー」というのも、「えらくリア充的な・・」と思ったが、そういう方々も現在まだいるのだろう。きっといるんだ、うん。
彩華さんは、高校時代「人を寄せ付けない雰囲気」の人であったという。
それが、本人の努力の賜物・・・なのだろうけど、「外面との使い分け」を身につけて、すごく社交的な人へと変貌した。
それを主人公はえらく高く評価しているのだが、ここに少し違和感を感じた。
自分自身がわりとテキトーに空気を読まない人だからかもしれないが(おい)、「疲れそうな人生をやっているなあ」と思ってしまった。
もっとも、デメリットもあるが社交的な人生というのが好きな人はいるし、わかる気はするのだが・・。
ということで、彩華さんにとって主人公は「本音で話せる数少ない友人」という位置づけになる。
また、彩華と志乃原真由(後輩)は知り合いだそうだが、この二人の関係性は現在は謎のまま(あまりよくない関係性であろう・・くらいがわかる程度)。
私は後輩の出番を見たいのだが・・・、作者様にもいろいろ都合があるだろうし、作者様が書きたいのはひょっとして彩華だったのかもしれない。
また、主人公と彩華との出会い、そしてなぜ友人になったかといった経緯も描かれている。
最近ちょっとラブコメづいている(?)せいか、決して100%明るく楽しい話ではなかったはずなのだが、楽しく読めた。
今から3巻発売待ち。
カノジョに浮気されていた俺が、小悪魔な後輩に懐かれています2
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