絶滅動物ではあるが、新種の魚竜が発見され、その大きさが魚竜の中では世界一になったようだ。
全身17メートル超(17.7メートル)
である。
頭骨だけで1メートル89センチある。米西部ネバダ州の約2億4600万年前(三畳紀中期)の地層から発見されたこの化石は新種に分類され、「キンボスポンディルス」属の新種「ヤンゴルム」という名前になった。
「キンボスポンディルス」属は体長6〜10メートルに達し、最大の魚竜の一つである。
「全身17メートル超」というのは、ほぼマッコウクジラ並の大きさであるようだ。
生物進化史においては、「海から陸に上がる」という流れがあったが、魚竜はその逆で、「陸上から海に生活圏を移し巨大化した」ようである。恐竜の出現より魚竜の出現のほうがやや早かったと考えられている。
なお、私は長年「魚竜は恐竜の仲間」と思っていたが、それは勘違いであり、魚竜は海棲爬虫類の一種だそうである。魚竜が進化してイルカになったらしい。
また、絶滅も恐竜より早く、恐竜絶滅の2500万年前にあたる9000万年前であった。また、先に「陸上から海に移動した」と書いたが、どの陸生動物から進化したのかは謎である。
また、では「首長竜などは魚竜なのか、あれは恐竜ではないのか」と思ったのだが、首長竜は「鰭竜類」という動物であり、恐竜でも魚竜でもなく、「海の恐竜」と言われたこともあったが恐竜ではない(恐竜は「主竜類」である)。
参考:
Wikipedia「キンボスポンディルス」「首長竜」「魚竜」
「ナゾロジー」の記事がもっともわかりやすいかもしれない。
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