
・・・私は別にイカの専門家でもなんでもないのだが、先日「ダイオウホオズキイカ(コロッサル・スクイッド)」について書いた影響で、珍しいイカの情報がスマホニュースに入ってきた。
それが「トグロコウイカ」に関する話(11/1)。
トグロコウイカは大分変わった肉体の作りをしている。
というのは、アンモナイトのような螺旋状の殻を持っているのである。しかも、アンモナイトの場合それは体の外側にあるが、トグロコウイカは「内側」にある。
↑この画像ではよくわからないのだが、
↓下記が「トグロコウイカの殻」の写真である。

一番上の画像を透過させるとこんな感じになる(向きは左右逆)。

画像左側に殻がある。
ただ、体長は7センチほどと小さく、また深海に生息しているために、生態についてはよくわからない点が多かったのだが、今回初めて「生きて泳いでいる姿」が撮影され、科学者が大興奮したとのことである。
ナゾロジー 体の中にアンモナイト?深海の奇妙なイカ「トグロコウイカ」が初めて撮影され、科学者が大興奮
↑これがシュミット海洋研究所にて今回撮影された動画である。短い時間だが、泳いでいることがわかる。
これがなぜ大発見なのか、というと、それは以下の点が確認できたからである。
- 頭を上にして泳いでいる点
イカは「頭足類」という名前の通り、腕のついている方が「頭」になる。
螺旋状の殻は浮力を調節ためにあるので、これまでトグロコウイカは、「殻が上(頭が下)」という状態で泳いでいると思われていた。ただしかしこの考え方には問題があった。というのは「発光臓器」が殻のほうにあったからである。
「発光臓器」がなんのためにあるかといえば、自らの姿を隠すため、なので、発光臓器は体の下になければおかしい(捕食者が海の中で上を見て探すため)。しかし発光臓器が「上」になってしまうと自らの体を隠す役目を果たせない。
そのため、その部分は長年謎であったそうだが、今回撮影された動画では、「殻が下(頭は上)」になっているので、科学者が大興奮した、というわけである。ちょうど「外套膜内での殻の位置。」の写真を左側に90度傾けた形である。
なお、自分の文章は概要をまとめただけのものなので、詳細は
ナゾロジー 体の中にアンモナイト?深海の奇妙なイカ「トグロコウイカ」が初めて撮影され、科学者が大興奮
を参照されたい。
なお、「トグロコウイカ」は漢字で書くと「蜷局甲烏賊」であり、「蜷局」は「螺旋状の殻」を表し、「甲」は「体に貝殻を持つ」という意味である。
たぶん今後もイカや古代生物などの情報がスマホニュースに入ってくることが予想されるので、興味深いものは紹介していきたい。
※補足(11/3)
同じニュースが、今度は「NewsWeek」にて紹介された。
NewsWeek 想像と逆だった……アンモナイトのような殻を持つ深海イカが初めて撮影される
参考資料:Wikipedia「トグロコウイカ」、ナゾロジー、ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑
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