「私と一緒に住むってどうかな?」2見た目ギャルな不器用美少女が俺と二人で暮らしたがる (HJ文庫)

ラノベ

1巻はkindle unlimitedで無料対象になっていたので読んだが、なかなかおもしろかった。何しろ「家造り」とか「DIY」が主題である。これはなかなか新しい。

とりあえずアマゾンからあらすじを引用してみる。


父親との約束で一年後までに家を修理することになった劉生と扇奈。山に入って集めた素材で料理や炭づくり、さらには竈づくりと進めていく。そんな時に裁縫好きの優等生・奏に問題が起こるが、人嫌いの扇奈が助けたいと立ち上がる!? 同棲にますます近づく二人のDIYラブコメ!!


期間は「一年後」。それまでにこのボロ家をなんとか修繕しなければならない。

主人公・劉生君は生まれつき手先が器用なので、「自分でやる」ということに対してとにかくテンションがあがる。今作では、「炭を作る」「漆喰を作る」「壁を塗る」など、もはや「本業では!?」といいたくなるようなことを、スマホで学びながらこなしていくのである。

「スマホ」と「電気も通じていないボロ家」・・・一見関係なさそうなこれが、まさかこういう形でつながってくるとは。今やスマホでYouTubeが見れればなんでも学べる時代である。向学心さえあれば、なんでも。

そんなわけで、文明の利器を使いながら「家屋の修繕」に挑む二人。

扇奈さんの方は、主に「料理専門」。もっとも彼女は最初から料理が得意だったわけじゃない。その逆で、最も不得意だった。その彼女が、努力に努力を重ね料理上手になったのを劉生君は見て来たし、知っている。

今巻では「竹の採集、細工」といったもの・・つまり、1巻では「木」が主な材料だったが、2巻では「竹」が加わる。

マインクラフトなどをやっている人には面白さがなんとなくわかるかもしれない。

もっともリアルのほうはとても「放置して10分したらできる」というものではないが・・。

さて、ラブ方面の進展はといえば、

  • 劉生=扇奈は親友!
  • 扇奈=劉生は親友だがいずれ恋人にしたい!

というズレが、最初からある。いずれその「ズレ」が顕在化してくるのかもしれないが、今の段階では「ズレの萌芽」といった感じ。

さて、「あらすじ」を見ると、彼ら二人の友達・かなでに「問題が起こるが」と書いてあるため、「なんの問題か」を書くとダメらしい・・・。これもネタバレ案件か。

ということでその辺をうまく回避して書くと、1巻の後半で、劉生に裁縫のモデルを頼みにきた奏さんであるが、その後2巻の中盤まで出番がない。

そのあとあらすじの「問題」によって、奏も彼らの「家」に関わってくるようになる。三人とも「コミュ障」な感じなので、傍目には「ハーレム展開」なのだが、劉生君としては特にそれは問題ないらしい。

今巻では、私は大工仕事にはあまり興味がなかったので、知らないことばかりで、それが面白かった。炭の作り方、漆喰の塗り方、かまどの作り方・・・実際にやろうとは思わないが、それを見ているとなかなかに楽しい。また、できあがったときの高揚感は、本人たちには劣るであろうけれども、読んでいるこちらも楽しくなる。

最近のラノベの特徴としては、あくまでもなんとなくだが、「親に問題がある登場人物が増えてきた」という点だろうか(あくまでも個人的な見解である)。

この話でいえば、劉生も扇奈も奏も、全員親に対していい感情を持っていない。

遡れば「髭を剃る」のヒロインもそうであった。

この家の修繕にはまだまだ時間がかかるのだが、奏という強力な助っ人を得て(もちろん、その技能である「裁縫」で、布細工を行えるようになったからである)まだまだ話は展開しそうだ。

彼ら三人が住む家・・・になるのだろうか。倫理的に同居はマズイ気がするが、ではどのへんが落とし所なのだろう・・、とこの物語の行く末を考えてしまうのであった。

3巻に期待。

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