痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった5 (GA文庫)

ラノベ

を読み終えたので感想を。

今回は、前半が、

鳥越回

だった。(^o^)ワーイ

自主映画制作を続ける主人公・諒君であったが、それと並行して、「自分だけの映像作品を作りたい」という思いを強くしていく。そして、どう考えてもそのヒロインは、伏見ではなく鳥越が適しているように思われたため、鳥越に相談するのだが、その結果、あれやこれやで「鳥越家」にて映画の話をすることに・・・(おうちデート発生)。

テンパってしまうも嬉しい鳥越さんであった。そこで何が起きるかは本編を!

それと並行しつつ、ヒメジ(姫嶋藍)の事務所にてバイトする諒君は、事務所の上司(松田さん)にその能力を買われ、「ヒメジに密着取材をするように」という「仕事」を請け負うことになる。「素人なのにいいのだろうか」と悶々とする諒君であったが、「素のアイカ(藍のアイドル時代の名前)を見たいから」ということで承諾する。

この巻においては「何者でもなかった」はずの諒君が「何者かになろうとしている」話のように、私には思えた。5巻目とはいえ、1巻のころは特に「映像に興味がある」というふうではなかった気がする。それが、撮影をして、編集をして、そこそこの作品を作れるくらいになるとは。

さらに、「ヒメジ密着取材」の編集を頼もうと思っていた映像関係者がつかまらず、松田さんは、・・・さてどうするでしょう。ぜひ本編を!

諒君が取材をしているときのヒメジは、いい表情をするらしい。この辺映像で見たかった。

そして、ヒメジが何者かになろうとしつつ、諒君も何者かになろうとしている中、「なんでもできてなんでも持っている」かのように思えた伏見姫奈が、逆に落ち込んでしまう。

諒君から見れば「なんでもできて、なんでも持っていて、いつも成功している」と思えた伏見が、実はその何倍も失敗しており、それをただ報告していないだけなのだ、と彼が気づいたのだ。他がうまくいっているように見えるのに、自分だけうまくいかない。それは落ち込むには十分な理由だろう。

結局、諒君の「個人的な映画」のヒロインは、姫奈に頼むことになった。こちらはまだ何も決まっていないので次の巻で制作されるのではないかと思う。ただ、鳥越も「ヒロインでなくていいなら協力したい」と言っているので、最終的にどうなるかはわからない。思いもかけない映画になるかもしれない。

後半は夏祭り。ヒロインズみんなと諒君と妹の茉奈で浴衣を着ていく。

ここで、諒君が、

忘れ去られた過去

を思い出す・・・・。のだが、相変わらず、「告白したのはヒメジなのかひーななのかがわからない」なのであった。1巻から引きずっているこの伏線、実は最終話までいくのだったりして・・。

今巻では、いつも自信たっぷりな姫奈が弱気になったところを見られる、珍しい巻であった。

また、最後のほうで新たな謎が出てきた・・・。

諒の父と姫奈の母になんらかの関係があるのでは? という・・・・。未だ不明であるが。

この話題はこの巻で初めて出てきたように思う。

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