クラスのギャルが、なぜか俺の義妹と仲良くなった。3 「キミと過ごす夏、終わらないで」 (富士見ファンタジア文庫)

ラノベ

既刊は3巻までである。

例によってネタバレ回避のためにアマゾンのあらすじを引用してみる。


夏休み、やはり結愛は名雲家に入り浸る日々。紡希とも連れ立って遊びを満喫していたら……ふとしたことから、結愛の実家との確執を知る慎治。そして俺は、なぜ結愛が紡希の友人となったのか、その理由を知る。


2巻ラストで、・・・・・しまった、すでにこれがネタバレになるのか。

2巻ラストで、とある理由によって怪我をしてしまい、左腕が使えなくなった慎司君。

すると結愛さんが「私が面倒見てあげるよ!」と、ついに半同棲生活がスタートした。

「いやそこまでしなくても」という慎治君であったが、結愛さんは「自分のために怪我をした」という罪悪感もあるため「いやだ」とも言えない。

そして、一年前の結愛さんはひっきりなしにバイトを入れていたのだが、慎治君に関わるようになってからバイトをやめてしまった。その結果財政がちょっと厳しくなったので、再びバイトを始めることになった。結愛さんのバイト先にいってみて、結愛さんが実はピアノを弾けるということがわかった。

しかしこの「ピアノが弾ける」は伏線であった。後で回収される。

そして「夏」である。ということで「浴衣回」でもある。ラノベでは定番のコーナー(?)である。

上記の「結愛がピアノを弾ける理由」。

「結愛がピアノを弾ける理由」は結愛が慎治の妹である紡希にコンタクトをとった理由につながるのだが、それはずっと慎治君に隠していた理由があったため、ようやく明かされた謎であった。

夏祭りの感傷的な雰囲気、およびそこで起きた1つの小さな事件、それにより結愛の重い口が開く。

結愛さんは「慎治は相変わらず後ろ向きな考え方をするねえ~」というようなことをよく言うのだが、だからといってそれで「嫌い」ということではない。後ろ向きな考え方をする、その慎治君を全部好きなのだろう。

ということで、4巻に期待。

(今回は伏線回収の話が多かったため、かなり誤魔化して書かざるをえなかった。アマゾンのあらすじが短いのもそれが理由か・・・)

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