カレーとは何か? その3

食べ物
Author:kspoddarCC表示継承2.0

うっかり書き忘れていたが、カレーに使われるスパイスは中医学(中国の医学)、および日本の漢方で使われる生薬と同じものがかなりある。

できるだけ調べて書いてみようと思う。

  • ターメリック=鬱金(ウコン)
  • スターアニス(バディアン)=八角(ハッカク)、大茴香(ダイウイキョウ)
  • ガーリック=大蒜(タイサン)=にんにく
  • シナモン=肉桂(ニッケイ)、桂皮(ケイヒ)=ニッキのこと
  • ナツメグ=肉豆蒄(ニクズク)
  • ジンジャー=生姜(ショウキョウ)、乾姜(カンキョウ)=しょうが
  • カルダモン=縮砂(シュクシャ)
  • ビッグ・カルダモン=小豆蔲(ショウズク)
  • クローブ=丁字(チョウジ)、丁香(チョウコウ)
  • コリアンダー=胡荽子(コズイシ)=シャンツァイ(中国)、パクチー(タイ)のこと
  • ホワイトペッパー=胡椒(コショウ)
  • サフラン=番紅花(サフラン)
  • フェヌグリーク=胡蘆巴(コロハ)
  • ローレル=ゲッケイジュヨウ(月桂樹葉)
  • マスタード=芥子(ガイシ)、白芥子(ビャクガイシ)(白芥子はシロガラシのこと)
  • レッドペッパー=蕃椒(バンショウ)=赤唐辛子のこと
  • フェンネル=茴香(ウイキョウ)
  • クミン=孜然芹(コウゼンキン)、馬芹(バキン、ウマゼリ)
  • オールスパイス=三香子(サンコウシ)
  • ディル=蒔羅(シイラ)
  • キャラウェイ=姫茴香(ヒメウイキョウ)

※なお、「オールスパイス」というのが何なのか今まで知らなかったが、チョウジ(丁子)、ニクズク(肉豆蔲)、ニッケイ(桂皮)の香味を併せ持つ香辛料であるから「三香子(サンコウシ)」というそうである(「漢方薬のきぐすり.com」より引用)。

ただ、では「薬効」があるかどうかという話になると、アーユルヴェーダ的には「ある」となりそうだが、中医学では生薬ごとにきまった「処方」をしなければならない(例:この材料は煮る、この材料は焼く、など)。

そうしないと一定の方向性を持った薬効を持つにいたらない、とされる。

そういうことで、中医学視点でみるならば、カレーは「薬の材料を使っている」とはなるが、「薬そのものではない」となる。

しかし、鬱金、生姜、大蒜など、特に何の処方もせずともそれなりな薬効を持つものもあるので、「全く体によくない」ともいえない。

アーユルヴェーダ視点でみれば、「インドカレー」は素材ごとに決まったスパイスの組み合わせがあり、その中で作るわけだから「薬効がある」となるが、日本のカレーは特にそういった方向性を持った組み合わせではないことから、やはり「薬効を持つ」とは言い難い。

ただし前述のように、「特に何の処方もせずとも体によい」という材料がかなりあるので、おおむね健康にはよいといえるだろうか。

また、中医学の動物性生薬はインドカレーの材料にならないので、ここでは触れていない。


参考資料:カレーパフォーマー加藤のスパイスカレー探訪記ウチダ和漢薬ホームページクミンcumin健康カレー大学 スパイス学科漢方薬のきぐすり.com、Wikipedia

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