世界一シリーズ4 ペラゴルニス・サンデルシ

生物学
大きさ比較(スケール1m) 左 コンドル・右 ワタリアホウドリ
下 ペラゴルニス・サンデルシ
AuthorAnaxibia CC表示-継承3.0 WIkipediaより引用

本来は別の鳥を書く予定が、調べてみたらそれよりも巨大な鳥がいたので、そちらを書くことになった。

この「ペラゴルニス・サンデルシ」は「飛翔する鳥類としては世界最大」と考えられている。

2500万年前に生息していたと考えられている鳥で(もちろん絶滅している)ある。それまでの「世界最大の鳥」は「アルゲンタヴィス」という鳥で、翼開長が約4メートルだが、このペラゴルニス・サンデルシはそれよりも約1.2メートル以上長い。単純計算で5.2メートル。

ナチュラル・ジオ・グラフィックの記事によれば、「翼開長は6.4メートル」あったそうである。

ナチュラル・ジオ・グラフィックス 「翼開長6.4メートル、古代の巨大海鳥」より

また、Wikipediaの記事によれば、「復元した結果、ペラゴルニス・サンデルシの翼開長は6.06メートルから7.38メートルに及んだ」ともあった。

発見されたのは2014年と比較的新しいため、私の知識が古かった。

(ちなみにWikipediaによると「~~とセプカは記している」と書かれているが、別の記事では「セプカ」ではなく「クセプカ」である。ノースカロライナ州立大学のダニエル・クセプカ(Daniel Ksepka)氏のことである。と書いてみたが、スペルは「Ksepka」なので、「K」が無声音である。つまり「セプカ」が正しいのではないかと思われる。調べたところでは、「クセプカ」「セプカ」「ケプカ」というのがあった)

ペラゴルニス・サンデルシは体が巨大であったため、空中をばっさばっさと飛ぶのではなく、海面のすぐ上を長距離に渡って飛んだ、と考えられている。

強風にのって体が浮くのを海岸でひたすら待ってからようやく飛んだ、と考えられているらしい。

なお、読んでみたところ、ナチュラル・ジオ・グラフィックの記事はよくまとまっているので理解しやすいと感じた。

そして次に、私がもともと書こうと思っていた「アルゲンタヴィス」について書いてみる。

アルゲンタヴィスは新第三紀中新世に生息していたとされ、ペラゴルニス・サンデルシが発見されるまでは「史上最大の飛翔性の鳥類」であった。

アルゲンタヴィスの翼開長は5.09 – 6.5メートル、である。これだけでも巨大である。

見た目は「古代のコンドル」である。

元の画像が小さいので拡大してみた。画像は「UMAファン~未確認動物」からの引用であるが、これを見たときの衝撃を書きたくていろいろ調べていたところ、アルゲンタヴィスより巨大な鳥が見つかったので記事の内容が変わった、というわけである。

なお、このアルゲンタヴィスは、先日「リードシクティス」の記事に書いた「ARK:Survival Evolved」というゲームにも出現しており、YouTubeでもプレイ動画が見られる。


【ARK】アルゲンタヴィスのテイム解説

【ARK】アルゲンタヴィスのテイム解説

すんごい迫力である・・・。


※補足 続報(11/3)

サイエンティフィック・リポーツに「ペラゴルニス」の続報が載った。

「ペラゴルニス」の仲間としては最古のものの化石が発見されたという。

Forbes 5000万年前の南極の空を飛んだ「史上最大の鳥」の化石が発見


参考資料:Wikipedia「ペラゴルニス・サンデルシ」「アルゲンタヴィス」、ナチュラル・ジオ・グラフィックUMAファン~未確認動物

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