たった今読み終えたところなのだが・・・・。
すまん、わからない。いろいろと。
というわけで、「あれえ?」と思いアマゾン・レビューを見たらわかるかと思いきや、やはり「わからなかった」というレビューが結構あった。
うんうん、わからないよね・・・。ということで読み直してくる。
・・・読み返して、ようやく理解した。
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」における3大謎というのがある。
- シルとフレイヤの関係性・シルの正体
- アイズの生い立ち・大英雄との関係性
- 天界と下界で英雄譚の内容が違うのはなぜか
だ、そうである(アマゾン・レビューより)。このうち、2〜3番目に関しては私はよく知らない。
外伝である「ソード・オラトリア」に、「アイズの出生の謎」の話は少しあったので、「ソード・オラトリア」も読めば全体像はわかると思うが、そちらは2巻の途中で読むのが止まってしまっている。
このうち、1番目の謎についてついに明かされる巻であった。
で、
実は・・・
などと書こうものなら皆さんから顰蹙を買ってしまうので、それは書かないのだけれど。
今巻は、「女神祭」というオラリオの祭りが描かれるが、それに際してシルから、
「女神祭にてデートしてください」という手紙をもらうベル。
その手紙を届けにきたのがフレイヤ・ファミリアの団員(名を「ヘルン」=伏線)。
なんでフレイヤ・ファミリアがシルの手紙を届けにくるの?
混乱するヘスティア・ファミリア。
さらに、「シルがベルとデートをする」となり、フレイヤ・ファミリアは戦力を2分して「フレイヤ・サイド」「シル・サイド」に別れて護衛の任につく。
ナンデ?
という一切合切の謎が解ける巻・・なのだが、私のように、
読んだけど意味がわからん
という人も続出しそうな勢い。
とりあえず、
- 舞台は「女神祭」
- シルとベル・クラネルがデート
- それに付随してあれやこれや
という風に理解しておけばいいのではないかと思う。
前巻において、ベルへの気持ちがだいぶ変化してしまったリュー・リオンは今巻もそれを持ち越して、なかなか可愛くなっておられた。いつのまにか呼称が「クラネルさん」から「ベル」に変化してるし・・。
作者はゲームのほう、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか〜メモリアフレーゼ〜」のほうでも渾身のシナリオを毎回自筆しているので、あっちはあっちで面白い。
ただ、大森藤ノさんは、「ダンまち」以外のものは書かないのだろうか、というのが少し気になる。
今でも本編、外伝、クロニクル、ゲーム・シナリオと、かなりのご活躍ぶりであるが、「ダンまち」じゃない作品も読んでみたい、とたまに思う。
なお、今巻にはシルとフレイヤの出会いの物語が挿入されているが、これは「ファミリアクロニクル episodeフレイヤ」からの抜粋である。
さすがに「本編しか読まない」という読者もいるだろうから、これを挟まないと何がなんだかわからない、ということで挿入されたことと思う。
文章に既視感が・・・と思ったら、そのまんまだった。
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