堂々完結!!
我らが小林一郎、最後の活躍の巻。
ソロモンと化した阿義斗が、なぜまるまる2巻分、傍観を決め込んでいたのか、はこの巻の冒頭で明らかになる。
そしてアギトによって龍牙の異能さえ封じられてしまう!
しかし、(あらすじに書いてあるからネタバレではない)鬼の一族にはちょっと特殊な力があり、その名を「窃吻」といい(「接吻」じゃない)、「口づけした相手から異能を借り受ける」という。
もちろん小林一郎がそんなことを知るはずもなく、彼の母であるところの、「サツキ」が言ったのだが。
と、まあなにしろ「最終巻」なので、うかつなことは書けない。
最後まで「友人キャラ」であろうとした小林一郎は本懐を遂げるのだろうか!?
それは読まなければわからないのだった・・。
私は「ギャグ小説」というのが好きなのだが、あまり品がないギャグは好きではないし、つまらないギャグはやっぱり好きでない、となかなか面倒。
だからそんな自分が「面白い」と思うギャグ小説はなかなかないわけで・・(あるのかもしれないけれど出会ってない)。
作者の
伊達康
さんは、そんな私の好きな数少ない(?)ギャグ小説家である。
参考までにこれまでの作品を並べてみる。
デビュー作 瑠璃色にボケた日常 全4巻
結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの? 全4巻
どれも珠玉の(?)出来であった・・・。
ということで、今回の「友人キャラは大変ですか?10」については、
天晴(あっぱれ)
としておこうと思う。
デビュー作から読み直してみようかな・・。
また、ひょっとすると、
脇役を演ずるためには主人公をも凌駕する力を持ってはじめて演じられる
のかもしれない・・・(????)
というわけで、
伊達康
先生をよろしく。m(_ _)m
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