いずれ嫁になる幼馴染がただただ可愛い (講談社ラノベ文庫)

ラノベ

ずっと前に買っておいたっきり読む機会を逸してしまっていたので、ようやく読んだ。

タイトルからして、

ずっとラブラブな話?

と思っていたら、

そのまんまだった。

アマゾンのあらすじにはこうある。


「桜坂撫子はひとつ年下の幼馴染だ。一緒にいると楽しくて、俺はいつも撫子と遊んでいる。そんな無二の親友に、俺は片想い中だ」
「双葉倫太郎はひとつ年上の幼馴染だ。一緒にいると幸せで、私はいつも先輩と遊んでいる。そんな無二の親友に、私は片想い中だ」
倫太郎と撫子は、両片想いの幼馴染。
ひとつ歳の差がありつつも、一番の親友として映画を見たり花見をしたり、ゲームやカラオケで遊んだり、プールや肝試しを楽しんだり。
大好きな幼馴染の言動にニヤニヤしたりドキドキしつつも、ただただ幸せな日々を過ごしている。
そんな『いずれ夫婦になるけど今はまだ幼馴染』のふたりが 織りなす、甘くてじれったい日常系ラブコメ!


「日常系」・・・なるほど。で、あらすじは↑ここに書いてある通り。

年下、年上といっているが、実際は彼らは同い年である。ただ、生まれた月が一ヶ月ずれているだけ。

となると、倫太郎が3月生まれ(早生まれの先輩)で、撫子が4月生まれ(後輩)ということになるだろうか。

表紙のビジュアルを見てから本文を読むと、まず撫子のセリフに驚く。これはさすがにネタバレではないと思うが・・。

後輩

をよほど意識しているのか、

「~~ッスね!」「~~ッスよ!」

という感じで、ビジュアルを何度も見直さなければ、ヤンキーのパシリに思えてきてしまうのだった・・・。

それで、やることといえば、

「今日はここにいこうぜ!」「いいッスね!」(繰り返す)

みたいな感じで、ずーーーーっと幸せ、毎日がデート状態。

かと思いきや、二人共実は祕めたる悩みが! それは、

「告白をいつしたら・・」

せんでいいわ!(←ツッコミ)

と思いました・・・。だって「このままでいいじゃん状態」なんだもの。

修羅場もなく、ケンカもなく、「撫子と遊ぶのが楽しいぜー!」という倫太郎、「先輩と遊ぶのが楽しいッス~」という撫子。

・・・という幸せまみれの二人を傍観する作品でした。

なかなか面白かった。話としての起伏はないけれど・・・・。

何気にこの主人公は気の使い方がうまいな、と感心するところもあった。

さて、作者は「猫又ぬこ」先生・・・。ん? 既視感が・・・と思ったらまた既視感ではなかった。

↓この本の作者であった。

現在2巻まで出ていて、2巻まで読んでいる。レビューはとある事情で書かなかったのだが、ということは、これも打ち切りなのだろうか?

と思い調べてみたところ、そのような事実は見つからなかった。発売日未定と書いてあるので、出ることは出るのかもしれない。

となると、3巻が出るまでの合間をぬって書かれたのがこの作品かもしれない。

この作品は多分一巻完結だと思う。理由は↑この感想を読めばわかるかと・・・。

私は

(自分じゃない)カップルがイチャつく話

は、結構好きかもしれない。

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