『おっぱい揉みたい』って叫んだら、妹の友達と付き合うことになりました。 (角川スニーカー文庫)

ラノベ

・・・タイトルがアレなので、書こうか書くまいか悩んだのだが、結局書くことにした。

作者が「凪木エコ」先生だったので。

凪木エコ先生といえば、

↑この作者である。

こちらのほうは4巻で完結してしまったため、次回作を楽しみにしていた・・・ところ、出たのが↑冒頭のこれである。

恒例の、アマゾンのあらすじを書くと・・・。


「おっぱい揉みたい!」俺の魂の叫びに答えたのは天使のような女の子、未仔ちゃんだった。「お、おっぱい揉ませたら、私と付き合ってくれますか……?」甘々でイチャイチャな理想の毎日。彼女がいるって素晴らしい!


なんと、これだけである。ということは、これ以外を書いたらすべて「ネタバレ」扱いになるのか・・・?

タイトルだけを見ると突飛な話ではあるものの、その背景が描かれると、それほど不自然ではない。

「未仔ちゃん」は主人公の妹の友達であるから、昔から主人公を見て知っていた。

そして恋心を膨らませていた、ということである。

主人公はよく言えば「縁を取り持つ人」であり、「頼まれればやる人」であり、中間管理職的な立ち位置にいた。

しかし、そういう、どこからどう見ても「いい人、善人」と思われる彼でも「彼女がほしい!」という願望はあったわけで・・。

それが、友達の「琥珀」(女性、ガサツ、しかし胸でかい)、「草次」(男性、彼女ありイケメン)、との会話の流れで、全力疾走して己の願望を叫ぶ羽目になり、「おっぱい揉みた~~~~い」と叫んだところ、なぜか出てきたのが未仔ちゃんであり、「お、おっぱい揉ませたら、私と付き合ってくれますか……?」へとつながるわけである。

ところが、未仔ちゃんは主人公のことを随分前からしっかり見ていた。見ていた上で「好き」になったのだ。

縁日ではぐれてしまったとき、助けにきてくれた主人公、そのとき何をしゃべったか主人公は覚えていないのに未仔ちゃんはずっと大事な思い出として心の中に持っている。

また、これまで主人公が他人のために奔走していたことも知っている。

挙げ句のはてに、主人公の名前は「夏彦」なのだが、自分のヌイグルミに「ナッツ」と名付けてもいる。もちろん「夏彦」のことである。

さらには、本来であれば夏彦の妹と同じ高校にいくはずが、「ナツ君がいるから」という理由で同じ高校に進学。しかもそれを夏彦の妹に口止めしてある。

これでは気づくというほうがムリだろう。

しかし奇跡的に想いは伝わり、二人は邂逅を果たす(キッカケはアレだが・・・・)。

で、その後は、全体の70%をイチャイチャが占める。

デートをしたり、未仔ちゃんの作ってくれたお弁当を食べたり、一緒に水着を買いにいってプールにいったり・・。

天井知らずのイチャイチャ。

が、ようやく(?)残り30%あたりで、障害が立ちふさがる。それは「未仔ちゃんの父」である。

夏彦は「未仔ちゃんの父」に勝つことができるのか!?

という感じ。

また、「未仔ちゃん」の描写として「小動物のような」というのがよく出てくるのだが、表紙を見て納得。

小動物感がすごい。

歩き方も「てちてち・・」とか似合いそう。でもしっかり主張はしそう。

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