先に著者のツイッターにあった宣伝画像を。
今回はネタバレに注意しつつ、例によって書店のために公開されているあらすじを掲載してみる。
校内一の美少女・有坂ヨルカと恋人になってから早三ヶ月。ヨルカのあふれる好き好きオーラを感じて毎日が幸せだ。俺もヨルカを想う気持ちが日増しに加速する一方、ひとつだけ悩みがあった。
「キスって、どうやってするんだぁー!」
そんな恋愛初心者な俺にも、今世紀最大のチャンスが到来!!
「よかったら、うちに寄っていかない? その、今日は誰もいないから」
なんとデートの帰り道、家族が留守にしているという有坂家にお邪魔することになったのだ。
そこで待ち構えていたのは愛しの彼女からのキス……ではなく、何故か寝起きの下着姿で俺に飛びついてくる謎の美女で……!? 恋人になってから始まるラブコメ戦線に絶対ありえない修羅場!
・・・・・。
あれ、これだけ?
これでは、また何を書いてもネタばれになりそうな気配しかしない!
とりあえずデート。「あらすじ」の通り「キスしたい」盛りの主人公・瀬名希墨君であったが、「まだ早いッ!」といわれお預け状態、そしてデートの帰りに、↑「謎の美女」と遭遇。
これ、どこまで書いたらダメなんだろ・・・。とりあえずこの謎の美女は、1巻から噂だけは出てきていたあの人、
有坂アリア(姉)
であった。姉妹揃って名前がカタカナとは、両親もなかなかにシャレた人だというべきか・・。
(一応、某アマゾン・レビューの「上位レビュー(ネタバレなし)」を参考に書いている)
在学時は生徒会長を務め、文武両道で学校の華。このとき学校側が作ったパンフレットにアリアが載ったため制服姿が話題になりかの学校の志望者が増えたという怪物。
ヨルカと違ってコミュニケーション強者。
そのアリアが持ち込んできた話、それが、瀬名君たちの担任である「神崎紫鶴」先生の見合い話というものだった。
そして、「見合い話を壊すためにはスミ君(瀬名くんのこと)が必要だッ!」というわけのわからない迫力に押され、
神崎先生の、
偽装彼氏
を演ずることになったのであった・・・。
そして、アリアは実は1巻から瀬名君と密接な関係にあったことが発覚(ただし1巻では名前が出てこないのでわからない)。
また、アリアが瀬名くんたちの集まり、通称「瀬名会」にも手を出してきたことで、今まで危ういバランスで保たれていたみんなの仲がバラバラになりかける。
支倉朝姫さんなどは本心を見抜かれて逆ギレする始末。
と、おおまかなあらすじはここまでとして。
1巻から不思議だった、「瀬名希墨」という聞き慣れない名前、の理由がついにわかった。
また、1巻から、
神崎紫鶴先生がよい
と書いてきたが、今回は私の中では「アリア回」というよりはむしろ「神崎回」であった。
まさかついに1冊のメインになる日がくるとは・・・。
おめでとう神崎先生!(そういう本じゃない)
結局今回も瀬名君は「いいやつ」であった。
自分に託された役割を誠心誠意こなそうとするその姿は、なんというか、爽やか、であり、いかにも「青春!」であり(嫌味ではない)、裏表のない人柄の瀬名君こそがやはりこの話の主人公なのだ、と思った。
また、いくつかの伏線も回収される。
なぜヨルカが最初から神崎先生を敵視していたのか(今も敵視しているが)、そしてなぜそんな面倒なヨルカを神崎先生が面倒をみて、さらに瀬名君に「ヨルカに近づきなさい」ということをしてきたのか・・・。
また、ヨルカのシスコンっぷりがわかったし、瀬名君のシスコンっぷりもわかってしまうのだった。
この作品、略称は「わたラブ」というらしい。
今後は支倉朝姫さん(委員長)が何かやらかすのではないかと、そちらが楽しみだったりする。
やっぱりどうも、西尾維新の「物語シリーズ」の羽川翼さんとイメージが被るなあ・・気のせいかなあ。
表紙は、左がヨルカ、右がアリアだと思われる(?)。
1巻とあまりにもイメージが違うので、最初誰かと思った。
↓1巻の表紙
比較のためにもう一度3巻の表紙↓
随分と表情がやわらかくおなりになって・・(*´σω・、)ホロリ
おまけ
PVがあったので載せてみる。
電撃文庫チャンネルより。
聞いていたら
聞いていたら私の「せな」のイントネーションが間違っていたらしい・・・。
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