妹の親友? もう俺の女友達? なら、その次は‐‐? (富士見ファンタジア文庫)

ラノベ

これは、「エパンテリアス」先生の新作である。

「エパンテリアス」先生といえば、かつてこの作品を書いた方である。

↑これがデビュー作になるらしく、今作が二作目である。

内情を書くならば、実はこの「隣の女のおかげで~」を検索してこのサイトに来る方が一定数いるのである。

その先生が出した二作目、読まないわけにはいくまい。

内容は、タイトル通りである。「妹の親友」という立ち位置だった子が、自分と同じ高校を受験し、後輩となる。その受験のころから面倒を見るのだが、前作のときも思ったが、この方は「受験産業(?)」に関わってきた方なのだろうか、と。どうも、昨今の受験事情に妙に詳しいような気がするというか・・。前作では、「医療系学部」の特殊事情にやたら詳しかったりというシーンもあったので・・。

主人公と妹は「年子」であり、一歳しか違わない。つまり、ヒロインの間宮凛もまた、主人公の一歳下ということである。

凛はかなり積極的にアプローチをしてくるのだが、主人公はなかなかそれに気が付かないばかりか、ある理由で「恋愛関係が好きじゃない」と言い切る委員長との仲が進展してしまう。

淡々と話が進むため、特に大きな事件というものもなく、なんとなくこれは「2巻待ち?」と思っていたのだが、この巻で終わり、という可能性もある。

主人公と凛との関係が「妹の友人」から「恋人」へとランクアップするかしないか、というところまでが1巻であり・・・ここで終わりだとしたら結構モヤっとしてしまう。

・・・が、「あ、ここで終わりなんだ」と思ってみれば、「となるとあのセリフはこういう意味で・・」と逆算して考えることもできるのだが・・・。

うーむ・・・作品が面白いかどうかは別にして、私はこの作者を応援したい。

・・と、前作を読んで思った。ということで、この作品も応援するのである。

できれば2巻に続いてほしいし、凛との関係性の大幅な変化・・とまではいかなくても、そこそこな変化があると嬉しいのだが・・・。

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