友人キャラは大変ですか?8 (ガガガ文庫)

ラノベ

私はこの作品の著者である伊達康さんのファンである。

当初、「友人キャラは大変ですか?1」を読み終わってから、デビュー作にまでさかのぼって、既刊を全て読んだ・・・というくらい面白かった。

作品を挙げてみよう。

(なんとWikipediaに「伊達康」の項目がなかった。誰か作ってほしい)

「瑠璃色にボケた日常」全4巻

「結局、ニンジャとドラゴンはどっちが強いの?」全4巻

と、まあ、どちらも4巻で終わっているのだが、不思議だ。こんなに面白いのに。私にだけ響く何かがあるのだろうか。

しかしこれは既に8巻! やりましたね先生!

7巻までで「四凶」が全部出てきてあらかた解決し、「もう最後のあたりでは」と思いきや、

キュウキ(四凶の一人)の器・天涼院阿義斗(てんりょういんあぎと)がなぜかソロモンの器として覚醒して72柱の悪魔の軍勢を従えて攻めてきた。

さらになぜか、ヒロインズの一人であり今まですごく影の薄かった黒亀里奈が、なぜか敵の軍勢にいる、という謎事態が発生。

という7巻の終わりからどう続くかと思いきや・・・。

「まだまだ続くんじゃよ」という感じになってきた。

1冊全体を通してコメディー編になっており、大きな話の動きはありそうでないような・・・という微妙な感じで、とりあえず「今すぐ終わるんじゃよ」ではなかった。

ということはまだ続くんだな! バンザーイ! という感じ(?)

なお、文中においては「四凶」というのは、

コントン

キュウキ

トウテツ

トウコツ

となっていたが、これは元々中国神話における「四凶」が出典と思われ、

Wikipediaによると、


『春秋左氏伝』文公18年には、以下の四凶について述べている。

  • 大きな犬の姿をした「渾沌」(こんとん)
  • 羊身人面で目がわきの下にある「饕餮」(とうてつ)
  • 翼の生えた虎「窮奇」(きゅうき)
  • 人面虎足で猪の牙を持つ「檮杌」(とうこつ)

と、なっているので、そこからきているのだろう。

もっとも、作中の造形は必ずしも上記のようになってはいない。キュウキはキツネっぽい感じだったし。

ともあれ、伊達康さんにはがんばってほしい。

個人的に大変応援しておりますm(_ _)m


友人キャラは大変ですか?8

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